Virtual Motorsports

      rFactor2・rFactor・Assetto Corsaといったレースシムや動画等、モータースポーツをインドアで楽しむための情報をつづります
 
 
関連キーワード一覧
最新記事
メモあれこれ

■2017年2月5日

▼車両Mod紹介記事のフォーマット

 rFactor 2用車両Mod・Nissan R35 GT-R GT500の紹介記事がひとまず完成しました。

(1) Mod本体の紹介
(2) セッティング集
(3) ドライビングの参考資料

 (1) では、Mod本体についての基本的な解説や史実で用いられたコースModの紹介を行っています。
 (2) と (3) ではプレイヤーがドライバー役に専念できるようエンジニアリングまわりの情報を載せています。

 ちょうど4年前に本コーナーで述べた構想が、Z34 GT4 その1Z34 GT4 その2C6.R GT2といった試行錯誤を経て、ようやく形になったわけです。

 車両Modについては、Assetto Corsaをはじめとした他プラットフォームにおいても、このフォーマットで記事を作成していく予定です。

 ただしドライビングの組み立てに影響が出るデフォルメが入っている作品については、(1) のみとなります。

 これは、現実世界の定石を下手に適用してセッティングを弄り回すよりは、セッティングはデフォルトのまま、作り手の意図した操作に従う方が、その作品本来の魅力を味わえるとの考えによります。



■2015年6月24日

▼F1開催コースModのコースリスト (暫定版) が完成

 サーキット予習シリーズのうちF1開催コースMod (含む非タイトル戦) のコースリスト作成が、ようやく完了しました。

 1950年から2015年現在まで、F1が開催されたコースのうち、rFactor・rFactor 2・GT Legends・Assetto CorsaのいずれかにModが存在するものは、コースリストのみの記事という形で暫定的にアップしてあります。

 タイトル戦については、時代によるレイアウト違いを含めれば、ほぼ全てのコースがModとして存在しています。

 唯一の例外は、1958年モロッコGPの舞台となったAin-Diabです。同コースのModは、今のところ、筆者のリサーチでは存在が確認できていません。

 非タイトル戦については、33コースの存在が確認できていません。

 ただしそのうち2コースについては、少なくともF1C用としては公開されています。
 今後のリサーチの進展次第では、さらに空席が埋まる可能性があります。

 現代F1で知名度が高いコースはまだしも、1950年代の非タイトル戦でのみ用いられたマイナーなコースですら、結構な割合でMod化されていることに驚かされます。

 先のリストは、世界各地のMod職人たちが、長年に渡り、コース作成に注いできた情熱の結晶そのものです。



▼モータースポーツ史への興味に基づくコースMod作り

 そうした性格を持つリストゆえ、眺めていると様々なことに気付かされます。

 一例を挙げると、ドイツのMod職人・f1-edition。

 彼の名前は、ドイツにおける非タイトル戦コースの作者として、先のリストにたびたび登場します。

 彼が取り組んでいるのは、1950年代の旧東ドイツの公道サーキットという、日本では存在を知る人すら少ないマイナーなテーマ。

 F1開催コースという縛りを無くすと、f1-editionの興味の対象がよりはっきりとします。
 - ファイル検索:作者 = f1-edition @ NoGrip

 1950年代から1960年代にかけてドイツに存在した公道サーキットを、彼は数多く手掛けているのです。

 サーキット (あるいはモータースポーツ) の歴史という観点から、コースMod作りに取り組んでいるという点において、日本のBTBerであるSoramame氏と同じタイプの職人といえます。

 こうした気付きも、新たな切り口での紹介記事という形で、今後の記事作成に活かしたいと考えています。



▼通常運行に復帰

 rFactor 2本来の機能を発揮する作りになっているコースModの紹介。それを主目的として、コースリストを一気に作成してきました。

 2015年6月24日現在、F1開催コース以外では若干の積み残しがあるものの、全体としてみれば、当該Modのリストアップはほぼ完了という状態です。

 効率的に作業を進めるために、記事作成のための全持ち時間を、コースリスト作成に投入する生活を、ここ数ヶ月間続けてきました。

 とりあえず最低限の目標は達成できましたので、そろそろ通常運行に戻そうと思います。



■2015年4月4日

▼コースMod紹介記事の運用方針について

 2011年半ばから、リアルのコース紹介とあわせてModの紹介記事を作成してきました。

 完成した記事の例としてはスパ・フランコルシャンホッケンハイムなどが挙げられます。

 それらの完成形を目指すという基本方針は、今後も変わりません。

 ただしrFactor 2用Modが公開されているスポットについては、コースリストだけを先行して作成することにしました。

 これはrFactor 2用コースModの特殊性によるものです。(詳しくは後述)

 rFactor 2本来の機能を発揮する作りになっている。そう確認できたものから順番に記事化しています。

 サーキット予習シリーズの記事で、コースリストのみの記載となっているものには、そうした背景があります。



▼基本部分の確認を要するrFactor 2用コースMod

 rFactor 2を車輌シミュレータとして利用する際、動作負荷が高いソフトをわざわざ走らせるからには、以下の2機能はきちんと作動してほしいところです。
 (1) フラクタルを用いたコース表面の物理的な凹凸の再現
 (2) コース表面に加えられた荷重や降雨といった自然環境により、動的に変化する路面状況

 またグラフィックの美しさを売りにしたソフトでは無いとはいえ、コースのオブジェクトが大量に消失した状態では、没入感が台無しとなってしまいます。
 Build 770 (2014年7月2日リリース) より前に作成されたコースModでは、そうした事態がおきる可能性があります。
 (3) コースのオブジェクトが正常に表示される
 つまりこの項目も確認が必要となります。


 実在レイアウトの再現性やコース脇オブジェクトの作り込み度合い。
 rFactor 1をはじめとした一般のレースシム用コースModではそうした要素に注目があつまります。

 しかしrFactor 2の場合は、もっと基本的な部分の確認が必要になるわけです。



▼一般プレイヤーにはややハードルが高いチェック作業

 実際のチェック作業ですが、前述の (1) と (2) については、当該コースModをrFactor 2のMod開発者モードか外部の3Dグラフィックツールに読み込ませて、メッシュ分割の様子やマテリアル設定等を確認することになります。

 Modをダウンロードして、実プレイより前に、まずデータの中身を確認するのが当たり前となっているMod作成者にとっては、それほど大した作業ではありません。

 ただそうした事柄に馴染みのない一般のプレイヤーにとっては、ややハードルが高く感じられる作業でしょう。



▼実プレイで使えるデータを優先

 筆者自身は、Modを入手すると、とりあえずデータの中身を確認するのが習慣となっています。
 これはrFactor 2のコースModについても同様です。

 記事の書き手としては、リアルのコース紹介も併せて行なうところに面白みを感じています。
 しかしスパ・フランコルシャンやホッケンハイムの紹介記事のような完成状態にもっていくまでには、それなりの工数を要します。

 いつになるのか分からない紹介記事の完成を待つより、チェック済みのコースModを含んだリストをとりあえず公開してしまった方が、より多くの人にとってプラスになるであろうと判断しました。



▼未完成の記事ゆえ過去記事の修正と同じ扱いに

 ただしサーキット予習シリーズの記事としては、未完成の状態にあることには変わりません。
 しかもコースリストに含まれるModは、rFactor 2用に限らず、リリースからそれなりに月日が経ったものがほとんどです。

 そういったコースリストのみの未完成記事には、新規性はありませんし、記事の内容を必要とする人の数もそれなりに限られることでしょう。

 ですので、リリース直後のModが含まれる場合を除き、コースリストのみのサーキット予習シリーズの記事は、新規のポストであっても、ブログのトップには来ないようにしています。またTwitterでの告知も行なっていません。

 これは過去の記事に対する新規性のない修正と同じ扱いです。



■2014年12月31日

▼私事

 月日が経つのは早いもので、2014年もあと1時間足らずで終わりとなります。

 2014年は私にとって大きな変化の年となりました。
 老親が2013年末に病で倒れ、その面倒をみることになったのです。

 当初はどうなることかと思いましたが、おかげさまで新たな生活を何とか軌道にのせることができ、無事に2015年を迎えられそうです。


▼大晦日での記事メンテ状況

 前述の状況ゆえ、2014年は例年以上に、記事に反映できていない積み残しアイテムが増えてしまいました。

 とりあえず実プレイで使えるデータを優先しようということで、サーキット予習シリーズのコースリストのメンテに着手、何とか年内に作業の大半を終えることができました。

▼サーキット予習のコースリスト全般を眺めて

 コースリストの大半が、rFactor 1用コースModで占められているのは、従来通りです。
 これまでに作成されたModの数や長年に渡って蓄積されてきたノウハウを考慮すると、こうした傾向はこれからも続くものと思われます。

 その一方でrFactor 2やAssetto Corsaといった新プラットフォームにも、まともにプレイできるコースModが増えてきています。


▼リストのメンテ作業からみる2014年のrFactor 2

 特にrFactor 2については、2014年の伸張振りに目を見張るものがあります。

 ベータ版リリースされた2012年から翌2013年にかけて、まともにプレイできないrFactor 1からの移植Modが数多く出回っていました。

 rFactor 2では、設定された路面粗さに応じて、コース表面の物理的な凹凸を、フラクタルを用いて、自動生成する機能があります。
 rFactor 1から路面メッシュを持ってきただけでは、その機能は上手く働きません。

 rFactor 2の新機能に合わせた路面メッシュの切り方や、RealRoadの実装といったノウハウが一般に広まり、リリースされたModのうちrFactor 2本来の動作が望めるModの割合が大幅に高くなったのが、2014年といえるでしょう。

 ただし車輌Modについては、自動車工学と車輌運動力学について十分な知識を持つトップクラスのModderが、ISIの協力を得た上で、ようやく (シミュレーターの名に値する) Modを作り出している状況です。

 車輌シミュレータとしてrFactor 2を捉えるのであれば、これが本来あるべき状況ともいえます。

 しかし (グラフィックやサウンドといった) 車輌のキャラクター性を楽しむためにrFactor 2をプレイしようとすると、車輌Modの少なさが大きな壁となって立ち塞がります。

 今後も車輌Modについてはそうした状況が続くであろうこと、またrFactor 1でそうした需要が満たされていたことを考えると、rFactor 2用コースModの数の増え方は、かつてのrFactor 1並というわけにはいかないでしょう。

 マイナーなコースに関しては、これからもrFactor 1頼みとなりそうです。


▼リストのメンテ作業からみる2014年のAssetto Corsa

 Assetto CorsaはrFactor 2とは対照的です。

 グラフィック描画用とは別に、コース表面の物理的形状を表すマップを持つAssetto Corsaですが、rFactor 1からのベタ移植であっても、とりあえずはプレイできる仕上がりになるようです。

 路面メッシュを一から切り直す必要があるrFactor 2への移植と比べると、Assetto Corsaへの移植性の高さは段違いといえます。

 グラフィックの美しさも手伝って、移植コースModの数の増え方は (車輌Modともども) 2014年で一番のプラットフォームでした。

 来年以降もこの勢いは続くことでしょう。

 rFactor 1からのコースMod移植に関して、敢えて難点を探すとすれば、物理的形状を表すマップを、ユーザーが全て自作しなければならない点です。

 Kunos純正コース並みの精度と密度を持つマップを、rFactor 1のコースModデータをベースにして、どのように生成するか。

 この課題について (現時点では) 話題にはなっていません。

 しかしAssetto Corsa用Modの成熟が進み、数値面でのリアルさにこだわった作品が出てくる頃になると、この問題が表面化するでしょう。
 (rFactor 1でも路面からの入力の単調さが問題とされました。)


▼2015年を迎えるにあたって

 公私ともに自動車漬けの人生を送ってきた私にとって、わずか15分の空き時間でも楽しめる車輌シミュレータは、心のオアシスとでもいうべき存在です。

 そんな私の嗜好を全面に押し出した当ブログゆえ、とうてい一般受けする内容には成り得ませんが、2015年もこれまで通りの方向で、地道に更新を続けていくつもりです。



■2014年6月1日
▼Daralla DW12のベースセットアップ配布

 Daralla DW12 (ロードコース仕様) の車両挙動設定ファイルの内容を確認したところ、競技用車両とは思えないほど安定方向に振られたサスペンションになっていました。

 前軸側のロール剛性配分の数値がきっちり55.0%となっていることから、ISIが意図してこの設定にしているのは間違いないでしょう。

 その一方でタイヤと空力の設定は車両シミュレータとして納得がいくものです。

 ISI公式フォーラムで繰り広げられている論争やISIの意図など、本Modに関して記事で取り上げたい事柄はいくつもありますが、本日はせっかくの休日。
 実プレイを楽しんで頂けるよう、ニュートラル方向に振ったベースセットアップ (ロード仕様) のsvmファイルを配布いたします。
 Neutral Setup for Dallara DW12

 デフォルト状態や追加配布された公式svmではアンダーが強すぎて走りを楽しめないという方は、ぜひこのsvmファイルを試してみて下さい。

 例によって計算から割り出したセットアップが元になっていますが、テストプレイでリアを振り出せる程度のコントロール性があることは確認しています。


■2014年5月28日
▼rFactor 2用Mod・Daralla DW12のデータ取り

 5月22日と24日に、それぞれISI純正Mod・Formula Renault 3.5 2014とDaralla DW12がリリースされました。

 残念なことに、どちらのModも車両挙動ファイルが暗号化されています。

 しかしBuild 660からはテレメトリのデータからタイヤのスリックカーブを描けるようになっています。

 現在Daralla DW12の車両特性を確認すべく、実走行でのデータ取りをしているところです。

 こちらが本日の実験走行から生成したスリップカーブ。

 実験に用いたコースのμ設定はやや低め。その影響をうけてスリップカーブのμも低めに出ています。

 しかしそれでも対静止時で4倍もの荷重がかかっても、軽く1.0を超えるμを保っているのは、さすがトップフォーミュラーのタイヤと言えます。



■2014年5月4日
▼連絡用メールアドレスの変更

 gooメール (無料版) のサービス終了に伴い、本ブログの連絡先メールアドレスが変更になりました。

 (旧) virtual_motorsports_mucho
@mail.goo.ne.jp
 (新) virtual_motorsports_mucho
@yahoo.com
 (@マークより前は以前と変わりませんが、それより後が米国ヤフーとなっています)

 皆さまから頂戴したメールはブログ運営の参考とさせて頂きます。
 なおModのインストール方法といった個別のご質問には直接お返事できないこともあります。何卒ご了承下さいませ。


▼更新告知用のtwitterアカウント

 ブログ上でお知らせするのは初めてとなりますが、当ブログには更新告知用のtwitterアカウントがあります。

 https://twitter.com/VirtualMS_JPN

 なおリンク切れや誤記の修正といった新規性の低い更新については、上記アカウントでの更新告知は行っていません。
 タイムライン上のノイズを少しでも減らすための処置です。



・当スペースの過去コメントはこちら


・[連絡先]:
virtual_motorsports_mucho
@yahoo.com

・[更新告知用twitterアカウント]:
https://twitter.com/VirtualMS_JPN

[rFactor2] Build 1108での変更内容 

■はじめに
  2016年12月21日にrFactor 2の新ビルド 1108が公開された。

  前回ビルドから6ヶ月半振り、ベータ版初回リリースからみると5年で41回目のアップデートとなる。


[Studio 397にとっての初の新ビルドリリース]
  注目すべきは、Studio 397にとっては、今回が初の新ビルドリリースとなる点。

  rFactor 2を用いたオンラインレースが盛んになるよう力を入れるとの公言通り、オーバルコースを用いたストックカーレースに関連する項目が、アップデートのリストに数多く並んでいる。

  またISI公式フォーラムにおいて有力Mod職人によるrFactor 2離脱宣言騒動にまで至ったnVidia系グラフィックカードのドライバクラッシュも、今回の新ビルドで対応可能になったとのこと。


[完成の域に達したタイヤシミュレーション]
  さらに地味ながらも、キャンバーの値がテレメトリに出力されるようになったのも、rFactor 2を車両シミュレータとして利用している層にとっては、嬉しい知らせだ。

  ベータ版rFactor 2がリリースされた当時は、テレメトリに出力されるタイヤまわりのパラメータは、大部分がゼロでマスクされていた。
  物理エンジンの開発が進むにつれて、公開されるパラメータの種類が増えて行き、新CPM (Contact Patch Model) の導入が公表された時点で、残るはキャンバーのみ。
  タイヤ接地面における荷重分布の変動をシミュレートする新CPMが実装されれば、いよいよキャンバーの値も公開されると思いきや、2016年初頭からの数ビルドにわたって、同値の公開はスルーされ続けてきた。
  2016年末の本ビルドにおいて、ようやくキャンバーの値のマスクがとれることとなった。

  Studio 397が下したこの判断からすると、rFactor 2での舗装路面におけるタイヤのシミュレーションについては、大よそ完成の域に達したものと考えて良さそうだ。






■ごあいさつ
  ついにrFactor 2の新ビルドを公開するときがやってきた。
  これは、Studio 397がrFactor 2の開発をISIから引き継いでから、初めてのリリースとなる。

  前ビルドが公開されてから、はや数ヶ月。
  その間、Studio 397の開発チームは懸命に作業を続けてきた。
  今回の新ビルドのリリースは、その成果物をお披露目する絶好の機会だと、我々は考えている。


  rFactor 2の開発を引き継いでから、まず我々が取り組んだのは、次の2点だ。

  第一に、新ビルドの開発工程全体を見直すことで無駄を省きつつ、スムーズに作業が進むような仕組みを作った。
  第二に、プログラムの不具合現象を追跡するために、新たな内部システムを設けた。

  これらの改善により、rFactor 2本体の不具合修正や新機能の盛り込みに要する工数が減り、新ビルドをより頻繁にリリースできるようになる、そう我々は考えている。

  また新たなメンバーを採用することで、開発チームの増強も行った。Studio 397によるrFactor 2再開発計画を進めていくためだ。

  具体的な開発ターゲットとしてはグラフィック・ユーザーインターフェース・rFactor 2を陰から支える各種システム・コンテンツ・全般的な最適化が挙げられる。

  これらのターゲットに対する開発成果は、2017年第一四半期以降の新ビルドに盛り込まれる予定となっている。


  Studio 397にとって初となる今回の新ビルド開発においては、我々は次の3点に注力した。

  第一に、ビデオカードのドライバがクラッシュするという深刻な不具合の解消。
  第二に、ワークショップに関係するアイテムの最適化およぶ不具合修正。
  第三に、ストックカーやオーバルコースを用いてのプレイ体験を良好にするための各種改良に着手。


  前ビルドのリリース以降、ストックカー特有のルールを再現するために、かなりの開発工数を費やしてきた。

  オンラインでストックカーのレースを開催しているコミュニティや、Studio 397開発チームに所属するストックカーの専門家たちの助けを借りることで、我々はいくつかの重大な問題点を特定することができた。

  ストックカーやオーバルコースを用いてのプレイ体験を良好にするための改良は、今後も継続的に行っていく予定でいる。

  実装が予定されている改良箇所のうち、初リリースとなる今回のビルドでは、コーション状況下における不具合対応とサーバー管理者向けにより柔軟な対応を可能にするオプションの追加、この2点に注力した。

  またオーバルコースにおけるAI車の振る舞いについても最適化を行っている。これは特にショートオーバルでの効果が大きい。




■AI
・予選の最終ラップを走りきったAI車がいったん自らのピットに戻るものの、その直後に再びコースへ出ようとして失格になってしまうケースがあった。そうした事態を防ぐためにAI車の振る舞いに修正を加えた。
・特定のコースにおいて、予選の最終ラップを走りきったAI車が、自らのピットにすぐに戻ることができずに、そのまま失格になってしまうケースがあった。そうした事態を防ぐためにAI車の振る舞いに修正を加えた。



■車両挙動
・TGMディスプレイに、新たな項目を追加した。
  従来ビルドでは「各タイヤの接地面の形状および接地面での温度分布」の表示となっていた。
  今回のビルドでは「各タイヤの接地面の形状および接地面での荷重分布」の表示が追加されている。
TToolから出力されるファイルの呼称を変更した。
  TToolを利用することで、物理エンジンの読み込ませるためのタイヤの設定パラメータを生成することができる。
  その際に出力されるファイル名が、従来ビルドではReal-Timeテストを用いているにも関わらず、その際に出力されるファイル名がQSAであったのに対して、今回のビルドではrealtimeとなるよう修正が入っている。
・キャンバーの値について。物理エンジンから外部プラグインへ出力される値がゼロで固定されていた。今回のアップデートで物理エンジン内部の正しい値が出力されるようになった。



■ドライバー交代
・ピットストップ時、タイヤ交換もしくはタイヤ修理がなされているタイミングで、ドライバーの交代をすると、rFactor 2本体がクラッシュする不具合が時おり生じていた。その不具合を解消した。



■グラフィック
・3画面環境の設定を入力できるようmultiviewの設定UIに変更を加えた。
  ユーザーによって入力された設定値は保存されており、両脇モニタの設定値が異なるような左右非対称の環境での運用も楽になる。
・nVidiaのビデオカードを用いた環境において、特定のコースでビデオカードのドライバが時おりクラッシュするという、間欠不具合が生じていた。その不具合に対応した。
  プレイヤーが前述の不具合に遭遇した場合は、次の手順に従うことで、不具合を回避することができる。
  (1) Config.iniをテキストエディタで開きWorkaroundFlagsの値を1に書き換える。
  (2) UserData\Log\Shaders以下に格納されているファイルを全て削除する。
・HDRをオフにするオプションを廃止した。



■オンラインサーバー
・現在読み込まれているコースから次コースへの移行について。現在のコースで進行しているセッションが何であろうとも、ユーザーが選択した際には次コースへと適切に移行できるよう、プログラムに修正を加えた。



■ユーザーインターフェース (UI) / ランチャー (Launcher)
・セットアップ画面にEngine mixtureを追加した。これにより車両セットアップの一部として同設定を保存できるようになった。
・Launcherのアイコンを更新した。
・UIの背景イメージを新たに追加した。
・Steamのオフラインモードにおいて、Launcherが正常に作動するよう修正を加えた。これにより、ワークショップアイテムをダウンロードしようとしたまま、プログラムの作動が停止してしまう不具合が解消される。
・フランス語環境下で用いられる用語辞書を更新した。



■その他
・rFactor 2ユーザー全員がオンラインサービスを無償で受けられるようにした。
・Vehファイル内にエスケープ文字が含まれていると、レース結果がファイルに正常に出力されない不具合があった。その不具合を解消した。
・DRSゾーンが設定されていないコースにおいては、DRS有効/無効のメッセージが無効になるよう変更を加えた。
+skipmonitorをコマンドラインからの入力オプションに追加した。同コマンドを利用することで、メインメニューから直接レースに参加もしくは退出することができる。




----------------- 以下翻訳中 -----------------

■Stock Car
・The safety car is now set to ‘non-collidable’ by default – testing has shown this can help avoid certain oval-related caution situations in which the safety car has trouble weaving its way to the front of the field. The value can be set to ‘collidable’ in the player.JSON file by editing the following values: "Safety Car Collidable": true. After this update, we recommend server admins backup and remove player.json and multiplayer.json, so that new ones are generated containing all new options and defaults.
・Several minor adjustments and tweaks to help optimize scoring.
・Further improvements to the track order of cars leaving the pits under caution.
・Fixed a bookkeeping error under caution with one lap until restart.
・Changed AI behaviour to prevent pitting on the last lap of a caution.
This helps to avoid messy and disorderly restarts and it makes the AI look a bit smarter too.
・Better awareness of what to do under caution.
・Added an extra message to the Low Speed Information pop up: “Please pass the safety car.” This should help you be more aware of where you are with respect to the safety car under a full course caution and should improve sorting overall as drivers no longer have to guess whether to pass the safety car.
・Changed pit exit behaviour to allow cars to be placed in a large gap rather than behind the whole field, which might be nearly a full track length behind the car exiting on some of the smaller ovals.
・Fixed pit behaviour: A car entering the pit lane after a race resumes from a caution will no longer be able to continuously lap the field during the next caution.
・Fixed a possible scoring mix-up when a full course caution was called while the race leader was in the pits.
・Fixed a bug in which cars starting late from the garage area (those that did not press the Race button in time), after the field had gone ahead, were sometimes wrongly scored at race start. Cars starting late from the garage area now have to wait for the entire field to pass the pit-exit line to be able to join the race and go on track.
・Added a new single player feature "AI Formation by Position" that when set to “true” in the player.json attempts to line up the AI during yellow flag/formation laps according to your position behind the pace car instead of relative to surrounding cars. This seems to work better on short ovals, whereas the old (default) way might still work better for road courses.
・Added new options for configuring an oval server, which can be found in the CustomPluginsVariables.json:
・Added two types of double file which can be configured by editing the value "DoubleFileType" where “0” is off (or single file), “1” will ignore lapped and pitted distinctions, and “2” (the default) is standard double file.
・Wave-arounds can now be set to on or off for more flexibility by editing the following value: "WaveArounds" “0” is off, “1” is on.
・Added the ability to configure number of caution laps by editing the following value: "YellowLapsMinimum"
・Added the ability to configure random number of caution laps editing the following value: "YellowLapsRandom"




▼関連キーワード
      rFactor 2
      rFactor 2 日本語マニュアル
      rFactor 2 ISI純正コンテンツ


▼関連記事
    [車両シミュレータとしてのrFactor2]
    <シャシ変形>
      [rFactor2] シャシ構成パーツの弾性変形
      [rFactor2] Howston G6 シャシ変形実験車両の紹介
    <タイヤモデル>
      [rFactor2] 新タイヤモデル (0) 概要説明
      [rFactor2] 新タイヤモデル (1) QuasiStaticAnalysis (準静的解析)
      [rFactor2] 新タイヤモデル (2) Node (タイヤの物理的構造の設定)
      [rFactor2] 新タイヤモデル (3) Realtime (リアルタイム動作用係数)
      [rFactor2] 新タイヤモデル (4) コーナリング特性の把握
      [rFactor2] タイヤ接地面の形状 & 温度の表示オプション
      [rFactor2] Build 660にみる新タイヤモデル開発の進捗状況
      [rFactor2][時事] ISIによるタイヤ設定サンプル集公開の背景とその意義
      (2011/8/2) 新タイヤモデル導入で更に高まるMod作成のハードル
      [rFactor2] ISI、新タイヤモデルの映像を公開
    <挙動エンジンの仕様>
      車両の技術情報の入手 & 利用法 (1/2) クルマの形状 & 構造
      車両の技術情報の入手 & 利用法 (2/2) 車両挙動 & セットアップ
      [rFactor2] 挙動エンジンの内部仕様が窺えるPluginサンプルが公開
      [rFactor2] コースのシミュレーションに関する新機能
      rFactor Proの紹介 (6/7) 内部モデルとアーキテクチャ #2
      rFactor 2開発者Gjon Camajのインタビュー記事

    [Plugin & Mod開発用ツール]
      [rFactor2] MoTeC Pluginの紹介
      [rFactor2] 車両挙動の開発用ツール
      [rFactor2] 暗号化ファイルの復号用ツールの紹介
      [rFactor2] ISI製Formula 2 Modの挙動設定ファイルにプロテクト
      [rFactor2] Mod職人向けマニュアルはWikiベースでも提供

    [その他]
      (2015/4/4) 基本部分の確認を要するrFactor 2用コースMod
      (2014/12/31) コースリストのメンテ作業からみる2014年のrFactor 2
      [rFactor2] Gjon Camajへのインタビュー (1/7) rFactor 2の開発
      [rFactor2] ISI純正R35 GT-R GT500に期待できる事柄と懸念事項
      (2013/5/24) 新規にrFactor 2を始める人向けへのオススメの1本
      (2013/2/1) ISI以外の車両Modが本ブログに登場していない理由
      [rFactor2] ヒストリック系F1の実名コンテンツの収録予定
      [rFactor2] 収録18車種のレンダリング画像を公開
      [rFactor2] LFS純正コース (Blackwood) が正式に移植される
      [時事] レースシムのMod文化に未来はあるか?

    [トラブル対応]
      [rFactor2] ログイン不具合への対処方法 (2013/9/12 - 9/13)
      [rFactor2] ISIのDNS変更にともなう不具合対応版Launcher

    [アップデート]
      [rFactor2] Build 1052 / v2.052での変更内容
      [rFactor2] Build 1036 / v2.036での変更内容
      [rFactor2] Build 982 / v1.982での変更内容
      [rFactor2] Build 930 / v1.930での変更内容
      [rFactor2] Build 910 / v1.910での変更内容
      [rFactor2] Build 880 / v1.880での変更内容
      [rFactor2] Build 860 / v1.860での変更内容
      [rFactor2] Build 798 / v1.798での変更内容
      [rFactor2] Build 770 / v1.770での変更内容
      [rFactor2] Build 660 / v1.660での変更内容
      [rFactor2] Build 494 / v1.494での変更内容
      [rFactor2] Build 342 / v1.342での変更内容
      [rFactor2] Build 298 & 300 / v1.298 & 1.300での変更内容
      [rFactor2] Build 240 / v1.240での変更内容
      [rFactor2] Build 228 / v1.227での変更内容
      [rFactor2] Build 218 / v1.217での変更内容
      [rFactor2] Build 198 / v1.197での変更内容
      [rFactor2] Build 156 / v1.156での変更内容
      [rFactor2] Build 146 / v1.146での変更内容
      [rFactor2] Build 134 / v1.134での変更内容
      [rFactor2] Build 118 / v1.118での変更内容
      [rFactor2] Build 125 / v1.125での変更内容
      [rFactor2] Build 107 / v1.107での変更内容
      [rFactor2] Build 101 / v1.101での変更内容
      [rFactor2] Build 90 / v1.080での変更内容
      [rFactor2] Build 85 / v1.070での変更内容
      [rFactor2] Build 68 / v1.040での変更内容
      [rFactor2] Build 60 / v1.029での変更内容

    [ISIからStudio 397の移行]
      [rFactor2] Studio 397がオンラインの無償化を発表
      [rFactor2] Studio 397体制における開発ロードマップ
      [rFactor2] 公式フォーラムがStudio 397のサイトへ移行
      [rFactor2] ISI & Studio 397のTim Wheatleyへのインタビュー要約
      [rFactor2] Studio 397の新設 & 新たな開発ロードマップの発表

    [非Steam版からSteam版への移行]
      [rFactor2] 非Steam版はフェードアウト・今後はSteam版に注力
      Steam版rFactor 2に関するFAQ
      Steam版へのアカウントの移行方法
      [rFactor2][Tips] 非Steam版にのみ存在した軽量仕様を再現する
      [rFactor2][Tips] ワークショップのModを別個に保存する

    [開発初期~正式版への移行]
    <ベータ版から正式版への移行>
      [rFactor2] 公式アナウンス無しにベータ版の文字が外れた背景
      (2013/5/24) ベータ版rFactor 2との表記について
      [rFactor2] 初期テスターのオンライン無料ボーナス期間が終了
      [rFactor2] バージョン名のナンバリング規則が変更
      (2013/3/17) ISIがグラフィック品質を切り捨てられない背景
      (2013/3/15) ベータ版rFactor 2の今後の展望
      (2013/3/15) 公開から2ヶ月が経過したベータ版の現状
    <ベータ版リリース前後のドタバタ劇>
      [rFactor2][ベータ版ライセンス購入]
      [rFactor2][ベータ版リリース関連] 公開ベータ版がリリース
      [rFactor2] ベータ版 (車両 & コースデータのみ) がリリース
      (2011/11/24) rFactor 2の年内ベータ版リリースに黄色信号?
      (2011/11/12) rFactor 2 オンライン決裁システムのテスト開始
      (2011/11/10) rFactor 2オンライン有料化騒動のその後
      [rFactor2] 価格およびオンラインサービスの詳細が発表
      [rFactor2] 公式オンラインが年会費制に
      [rFactor2] 必要動作環境 & 推奨動作環境が公表
      [rFactor2] Mod作成者向け公開ベータ版、2011年内にリリース予定
    <ジョークイベント>
      [rFactor2] 開発中のDeveloper版が流出 (追記:実行画面)
      [rFactor2] rFactor 2が12月31日にリリース?
    <開発初期>
      ISI (Image Space Inc) が公式フォーラムを開設
      [rFactor2] ISIが雨天時のテスト動画を公開
      ISI、rFactor2への要望を募集中
Amazon's affiliate