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■2017年2月5日

▼車両Mod紹介記事のフォーマット

 rFactor 2用車両Mod・Nissan R35 GT-R GT500の紹介記事がひとまず完成しました。

(1) Mod本体の紹介
(2) セッティング集
(3) ドライビングの参考資料

 (1) では、Mod本体についての基本的な解説や史実で用いられたコースModの紹介を行っています。
 (2) と (3) ではプレイヤーがドライバー役に専念できるようエンジニアリングまわりの情報を載せています。

 ちょうど4年前に本コーナーで述べた構想が、Z34 GT4 その1Z34 GT4 その2C6.R GT2といった試行錯誤を経て、ようやく形になったわけです。

 車両Modについては、Assetto Corsaをはじめとした他プラットフォームにおいても、このフォーマットで記事を作成していく予定です。

 ただしドライビングの組み立てに影響が出るデフォルメが入っている作品については、(1) のみとなります。

 これは、現実世界の定石を下手に適用してセッティングを弄り回すよりは、セッティングはデフォルトのまま、作り手の意図した操作に従う方が、その作品本来の魅力を味わえるとの考えによります。



■2015年6月24日

▼F1開催コースModのコースリスト (暫定版) が完成

 サーキット予習シリーズのうちF1開催コースMod (含む非タイトル戦) のコースリスト作成が、ようやく完了しました。

 1950年から2015年現在まで、F1が開催されたコースのうち、rFactor・rFactor 2・GT Legends・Assetto CorsaのいずれかにModが存在するものは、コースリストのみの記事という形で暫定的にアップしてあります。

 タイトル戦については、時代によるレイアウト違いを含めれば、ほぼ全てのコースがModとして存在しています。

 唯一の例外は、1958年モロッコGPの舞台となったAin-Diabです。同コースのModは、今のところ、筆者のリサーチでは存在が確認できていません。

 非タイトル戦については、33コースの存在が確認できていません。

 ただしそのうち2コースについては、少なくともF1C用としては公開されています。
 今後のリサーチの進展次第では、さらに空席が埋まる可能性があります。

 現代F1で知名度が高いコースはまだしも、1950年代の非タイトル戦でのみ用いられたマイナーなコースですら、結構な割合でMod化されていることに驚かされます。

 先のリストは、世界各地のMod職人たちが、長年に渡り、コース作成に注いできた情熱の結晶そのものです。



▼モータースポーツ史への興味に基づくコースMod作り

 そうした性格を持つリストゆえ、眺めていると様々なことに気付かされます。

 一例を挙げると、ドイツのMod職人・f1-edition。

 彼の名前は、ドイツにおける非タイトル戦コースの作者として、先のリストにたびたび登場します。

 彼が取り組んでいるのは、1950年代の旧東ドイツの公道サーキットという、日本では存在を知る人すら少ないマイナーなテーマ。

 F1開催コースという縛りを無くすと、f1-editionの興味の対象がよりはっきりとします。
 - ファイル検索:作者 = f1-edition @ NoGrip

 1950年代から1960年代にかけてドイツに存在した公道サーキットを、彼は数多く手掛けているのです。

 サーキット (あるいはモータースポーツ) の歴史という観点から、コースMod作りに取り組んでいるという点において、日本のBTBerであるSoramame氏と同じタイプの職人といえます。

 こうした気付きも、新たな切り口での紹介記事という形で、今後の記事作成に活かしたいと考えています。



▼通常運行に復帰

 rFactor 2本来の機能を発揮する作りになっているコースModの紹介。それを主目的として、コースリストを一気に作成してきました。

 2015年6月24日現在、F1開催コース以外では若干の積み残しがあるものの、全体としてみれば、当該Modのリストアップはほぼ完了という状態です。

 効率的に作業を進めるために、記事作成のための全持ち時間を、コースリスト作成に投入する生活を、ここ数ヶ月間続けてきました。

 とりあえず最低限の目標は達成できましたので、そろそろ通常運行に戻そうと思います。



■2015年4月4日

▼コースMod紹介記事の運用方針について

 2011年半ばから、リアルのコース紹介とあわせてModの紹介記事を作成してきました。

 完成した記事の例としてはスパ・フランコルシャンホッケンハイムなどが挙げられます。

 それらの完成形を目指すという基本方針は、今後も変わりません。

 ただしrFactor 2用Modが公開されているスポットについては、コースリストだけを先行して作成することにしました。

 これはrFactor 2用コースModの特殊性によるものです。(詳しくは後述)

 rFactor 2本来の機能を発揮する作りになっている。そう確認できたものから順番に記事化しています。

 サーキット予習シリーズの記事で、コースリストのみの記載となっているものには、そうした背景があります。



▼基本部分の確認を要するrFactor 2用コースMod

 rFactor 2を車輌シミュレータとして利用する際、動作負荷が高いソフトをわざわざ走らせるからには、以下の2機能はきちんと作動してほしいところです。
 (1) フラクタルを用いたコース表面の物理的な凹凸の再現
 (2) コース表面に加えられた荷重や降雨といった自然環境により、動的に変化する路面状況

 またグラフィックの美しさを売りにしたソフトでは無いとはいえ、コースのオブジェクトが大量に消失した状態では、没入感が台無しとなってしまいます。
 Build 770 (2014年7月2日リリース) より前に作成されたコースModでは、そうした事態がおきる可能性があります。
 (3) コースのオブジェクトが正常に表示される
 つまりこの項目も確認が必要となります。


 実在レイアウトの再現性やコース脇オブジェクトの作り込み度合い。
 rFactor 1をはじめとした一般のレースシム用コースModではそうした要素に注目があつまります。

 しかしrFactor 2の場合は、もっと基本的な部分の確認が必要になるわけです。



▼一般プレイヤーにはややハードルが高いチェック作業

 実際のチェック作業ですが、前述の (1) と (2) については、当該コースModをrFactor 2のMod開発者モードか外部の3Dグラフィックツールに読み込ませて、メッシュ分割の様子やマテリアル設定等を確認することになります。

 Modをダウンロードして、実プレイより前に、まずデータの中身を確認するのが当たり前となっているMod作成者にとっては、それほど大した作業ではありません。

 ただそうした事柄に馴染みのない一般のプレイヤーにとっては、ややハードルが高く感じられる作業でしょう。



▼実プレイで使えるデータを優先

 筆者自身は、Modを入手すると、とりあえずデータの中身を確認するのが習慣となっています。
 これはrFactor 2のコースModについても同様です。

 記事の書き手としては、リアルのコース紹介も併せて行なうところに面白みを感じています。
 しかしスパ・フランコルシャンやホッケンハイムの紹介記事のような完成状態にもっていくまでには、それなりの工数を要します。

 いつになるのか分からない紹介記事の完成を待つより、チェック済みのコースModを含んだリストをとりあえず公開してしまった方が、より多くの人にとってプラスになるであろうと判断しました。



▼未完成の記事ゆえ過去記事の修正と同じ扱いに

 ただしサーキット予習シリーズの記事としては、未完成の状態にあることには変わりません。
 しかもコースリストに含まれるModは、rFactor 2用に限らず、リリースからそれなりに月日が経ったものがほとんどです。

 そういったコースリストのみの未完成記事には、新規性はありませんし、記事の内容を必要とする人の数もそれなりに限られることでしょう。

 ですので、リリース直後のModが含まれる場合を除き、コースリストのみのサーキット予習シリーズの記事は、新規のポストであっても、ブログのトップには来ないようにしています。またTwitterでの告知も行なっていません。

 これは過去の記事に対する新規性のない修正と同じ扱いです。



■2014年12月31日

▼私事

 月日が経つのは早いもので、2014年もあと1時間足らずで終わりとなります。

 2014年は私にとって大きな変化の年となりました。
 老親が2013年末に病で倒れ、その面倒をみることになったのです。

 当初はどうなることかと思いましたが、おかげさまで新たな生活を何とか軌道にのせることができ、無事に2015年を迎えられそうです。


▼大晦日での記事メンテ状況

 前述の状況ゆえ、2014年は例年以上に、記事に反映できていない積み残しアイテムが増えてしまいました。

 とりあえず実プレイで使えるデータを優先しようということで、サーキット予習シリーズのコースリストのメンテに着手、何とか年内に作業の大半を終えることができました。

▼サーキット予習のコースリスト全般を眺めて

 コースリストの大半が、rFactor 1用コースModで占められているのは、従来通りです。
 これまでに作成されたModの数や長年に渡って蓄積されてきたノウハウを考慮すると、こうした傾向はこれからも続くものと思われます。

 その一方でrFactor 2やAssetto Corsaといった新プラットフォームにも、まともにプレイできるコースModが増えてきています。


▼リストのメンテ作業からみる2014年のrFactor 2

 特にrFactor 2については、2014年の伸張振りに目を見張るものがあります。

 ベータ版リリースされた2012年から翌2013年にかけて、まともにプレイできないrFactor 1からの移植Modが数多く出回っていました。

 rFactor 2では、設定された路面粗さに応じて、コース表面の物理的な凹凸を、フラクタルを用いて、自動生成する機能があります。
 rFactor 1から路面メッシュを持ってきただけでは、その機能は上手く働きません。

 rFactor 2の新機能に合わせた路面メッシュの切り方や、RealRoadの実装といったノウハウが一般に広まり、リリースされたModのうちrFactor 2本来の動作が望めるModの割合が大幅に高くなったのが、2014年といえるでしょう。

 ただし車輌Modについては、自動車工学と車輌運動力学について十分な知識を持つトップクラスのModderが、ISIの協力を得た上で、ようやく (シミュレーターの名に値する) Modを作り出している状況です。

 車輌シミュレータとしてrFactor 2を捉えるのであれば、これが本来あるべき状況ともいえます。

 しかし (グラフィックやサウンドといった) 車輌のキャラクター性を楽しむためにrFactor 2をプレイしようとすると、車輌Modの少なさが大きな壁となって立ち塞がります。

 今後も車輌Modについてはそうした状況が続くであろうこと、またrFactor 1でそうした需要が満たされていたことを考えると、rFactor 2用コースModの数の増え方は、かつてのrFactor 1並というわけにはいかないでしょう。

 マイナーなコースに関しては、これからもrFactor 1頼みとなりそうです。


▼リストのメンテ作業からみる2014年のAssetto Corsa

 Assetto CorsaはrFactor 2とは対照的です。

 グラフィック描画用とは別に、コース表面の物理的形状を表すマップを持つAssetto Corsaですが、rFactor 1からのベタ移植であっても、とりあえずはプレイできる仕上がりになるようです。

 路面メッシュを一から切り直す必要があるrFactor 2への移植と比べると、Assetto Corsaへの移植性の高さは段違いといえます。

 グラフィックの美しさも手伝って、移植コースModの数の増え方は (車輌Modともども) 2014年で一番のプラットフォームでした。

 来年以降もこの勢いは続くことでしょう。

 rFactor 1からのコースMod移植に関して、敢えて難点を探すとすれば、物理的形状を表すマップを、ユーザーが全て自作しなければならない点です。

 Kunos純正コース並みの精度と密度を持つマップを、rFactor 1のコースModデータをベースにして、どのように生成するか。

 この課題について (現時点では) 話題にはなっていません。

 しかしAssetto Corsa用Modの成熟が進み、数値面でのリアルさにこだわった作品が出てくる頃になると、この問題が表面化するでしょう。
 (rFactor 1でも路面からの入力の単調さが問題とされました。)


▼2015年を迎えるにあたって

 公私ともに自動車漬けの人生を送ってきた私にとって、わずか15分の空き時間でも楽しめる車輌シミュレータは、心のオアシスとでもいうべき存在です。

 そんな私の嗜好を全面に押し出した当ブログゆえ、とうてい一般受けする内容には成り得ませんが、2015年もこれまで通りの方向で、地道に更新を続けていくつもりです。



■2014年6月1日
▼Daralla DW12のベースセットアップ配布

 Daralla DW12 (ロードコース仕様) の車両挙動設定ファイルの内容を確認したところ、競技用車両とは思えないほど安定方向に振られたサスペンションになっていました。

 前軸側のロール剛性配分の数値がきっちり55.0%となっていることから、ISIが意図してこの設定にしているのは間違いないでしょう。

 その一方でタイヤと空力の設定は車両シミュレータとして納得がいくものです。

 ISI公式フォーラムで繰り広げられている論争やISIの意図など、本Modに関して記事で取り上げたい事柄はいくつもありますが、本日はせっかくの休日。
 実プレイを楽しんで頂けるよう、ニュートラル方向に振ったベースセットアップ (ロード仕様) のsvmファイルを配布いたします。
 Neutral Setup for Dallara DW12

 デフォルト状態や追加配布された公式svmではアンダーが強すぎて走りを楽しめないという方は、ぜひこのsvmファイルを試してみて下さい。

 例によって計算から割り出したセットアップが元になっていますが、テストプレイでリアを振り出せる程度のコントロール性があることは確認しています。


■2014年5月28日
▼rFactor 2用Mod・Daralla DW12のデータ取り

 5月22日と24日に、それぞれISI純正Mod・Formula Renault 3.5 2014とDaralla DW12がリリースされました。

 残念なことに、どちらのModも車両挙動ファイルが暗号化されています。

 しかしBuild 660からはテレメトリのデータからタイヤのスリックカーブを描けるようになっています。

 現在Daralla DW12の車両特性を確認すべく、実走行でのデータ取りをしているところです。

 こちらが本日の実験走行から生成したスリップカーブ。

 実験に用いたコースのμ設定はやや低め。その影響をうけてスリップカーブのμも低めに出ています。

 しかしそれでも対静止時で4倍もの荷重がかかっても、軽く1.0を超えるμを保っているのは、さすがトップフォーミュラーのタイヤと言えます。



■2014年5月4日
▼連絡用メールアドレスの変更

 gooメール (無料版) のサービス終了に伴い、本ブログの連絡先メールアドレスが変更になりました。

 (旧) virtual_motorsports_mucho
@mail.goo.ne.jp
 (新) virtual_motorsports_mucho
@yahoo.com
 (@マークより前は以前と変わりませんが、それより後が米国ヤフーとなっています)

 皆さまから頂戴したメールはブログ運営の参考とさせて頂きます。
 なおModのインストール方法といった個別のご質問には直接お返事できないこともあります。何卒ご了承下さいませ。


▼更新告知用のtwitterアカウント

 ブログ上でお知らせするのは初めてとなりますが、当ブログには更新告知用のtwitterアカウントがあります。

 https://twitter.com/VirtualMS_JPN

 なおリンク切れや誤記の修正といった新規性の低い更新については、上記アカウントでの更新告知は行っていません。
 タイムライン上のノイズを少しでも減らすための処置です。



・当スペースの過去コメントはこちら


・[連絡先]:
virtual_motorsports_mucho
@yahoo.com

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[サーキット予習] メルボルン・アルバート・パーク (Melbourne Albert Park) のコース & Mod紹介 (追記:rFactor 1用Mod・Melbourne 2016 by WCPがリリース) 


  アルバート・パークでオーストラリアGPが初開催されたのが1953年。2013年はそれから60周年という節目の年になる。それを記念したイベント "Heritage Day" の告知映像がこちら。

  この映像での見どころは、1953年11月に開催されたオーストラリアGPの様子がカラーで見られる点にある。
  0分22秒から41秒まで、それ以外にも数秒のスポットという形で、当時のレース映像が収められている。

  ヘルメットとは呼べないような簡易キャップを被ったドライバーが、シートベルト無しのシートに座り、FRレイアウトのGPマシンを操る。
  マシンと観客との距離も、現代では考えられないほど近い。

  ひとたびクラッシュが起きれば、ドライバーはもちろん観客ですら、容易に命を落としかねない状況だ。
  それにも関わらず、一方ではどこか牧歌的な雰囲気が漂っている。





■はじめに
  サーキットレイアウトの予習シリーズ、2013年の1発目は今シーズンのF1開幕戦の舞台となるアルバート・パーク・サーキット (Albert Park Circuit) を紹介してみよう。

  同サーキットが位置するのはオーストラリア・ビクトリア州のメルボルン (Melbourne)。同地にある最大の公園がアルバート・パークとなる。

  アルバート・パーク・サーキットは、公園内の人造湖 (アルバート・パーク湖) の周囲をめぐる公道を利用する形で、レイアウトが設定されている。




■更新履歴
[2016年5月20日]
  記事のフォーマットを現行のものへと変更。



■コースModの開発状況
[2014年9月9日]
  rFactor 2用Mod・Melbourne (Albert Park) 2013 v1.0がRaceRfactorからリリースされた。

[2014年11月30日]
  rFactor用Mod・Melbourne 2014 v2.0がWCPからリリースされた。

[2015年3月21日]
  rFactor用Mod・Melbourne 2015がWCPからリリースされた。

[2016年1月10日]
  rFactor用Mod・Melbourne 2015 v1.0 by WCPがリリースされた。
  2015年シーズン用のTrackpackを製作するにあたって (既に公開されている) 2015年版Melbourneに改良を加えたのが、本作品となる。

[2016年3月25日]
  rFactor用Mod・Melbourne 2016 by WCPがリリースされた。
  コース内の各種広告が2016年仕様にアップデートされたほか、ライティングの設定に改良が加えられている。



■コースレイアウト
[レイアウトの変遷]
メルボルン アルバート パーク サーキット レイアウト 1953 - 1958 1996 - 現在 F1 オーストラリア GP Melbourne Albert Park Ciurcuit Layout 1953 - 1958 1996 - Current F1 Australian GP

  アルバート・パーク・サーキットには、2つのレイアウトがある。
  1つ目は1950年代に用いられた旧レイアウト、2つ目は1996年に復活した新レイアウトだ。
  どちらもアルバート・パーク湖の周囲を巡る公道を用いているという点では同じだが、周回方向とコントロールラインの位置・速度低下を目的としたコーナーの数において、違いがある。



[1953 - 1958]
F1 オーストラリアGP メルボルン アルバート パーク サーキット レイアウト 1953 - 1958 Melbourne Albert Park Ciurcuit Layout 1953 - 1958

  1953年から1958年にかけて、オーストラリアGPおよびメルボルンGPの舞台として用いられたのが、このレイアウト。(1953年 & 1956年はオーストラリアGP、1957年 & 1958年はメルボルンGPとして開催されている。)

  アルバート・パーク湖の周囲に沿った公道をそのまま利用しており、1996年以降のオーストラリアGPで見られるような防護フェンスの設置もなされていない。
  現代の感覚からすると、サーキットというよりも、ラリーのSS (スペシャル・ステージ) に近い。

  この当時の周回方向は反時計周りに設定されている。1996年以降のレイアウトとは逆方向になる。
  またコントロールラインの位置も現在とは異なっており、1996年以降レイアウトの第3コーナー手前に同ラインが設けられていた。

  こうした特徴を持つ1950年代当時のアルバート・パーク・サーキットだが、現地で巻き起こったレース反対運動により、1958年を最後にレースが開催できなくなってしまう。



[1996 - 現在]
F1 オーストラリアGP メルボルン アルバート パーク サーキット レイアウト 1996 - 現在 Melbourne Albert Park Ciurcuit Layout 1996 - Current

  2度目のオープンは1996年。

  アルバート・パーク湖の周囲をめぐる基本レイアウトはそのままに、周回方向が時計まわりに変更され、Rの小さなコーナーが複数追加されている。

  アイルトン・セナの事故死 (1994年) による安全基準見直しの後にオープンしたサーキットということで、こんにちまで大規模なレイアウト変更を受けずに、F1のイベントを開催し続けている。


<公道サーキット>
  F1のオンボード映像だと、立派なフェンスや縁石・観客スタンドが映っているため、常設サーキットにも見えるが、メルボルンはれっきとした公道サーキットだ。

  オーストラリアGP中、F1マシンが走行している路面は、アルバート・パーク湖を周回するための公道や、同地を訪れる人たちのための駐車場から成っている。

  毎年F1オーストラリアGPが開催される時期になると、道路脇のガードケーブルや道路標識が撤去される一方、防護フェンスや観客スタンドが設置され、F1中継で見られる公道サーキットへと姿を変えている。


<各コーナーの名称>
  アルバート・パークのコーナーの多くには、愛称がつけられている。

  古くからあるサーキットだと、そこで事故死したレーサーの名や、近くにある特徴的な建造物にちなんだ名が、現在まで残っているというケースが多い。
  鈴鹿サーキットであれば、前者がデグナー、後者はダンロップ、といった具合だ。

  1996年に復活したアルバート・パークの場合は、そこまでの歴史は無いこともあり、コーナー脇の観戦スタンドの名が、コーナーの愛称として用いられている。

  観戦スタンドの名はレーサーにちなんだものが多い。
  序盤の数コーナーは、オーストラリア出身のレーサー、後半になるとF1史に名を残す有名レーサーとなっている。
  前者はほぼ固定だが、後者はイベントによって観戦スタンドの名が変更されているケースもある。


<名称の由来となったレーサーについて>
  アスタリスク (*) の後の数字はコーナー数を示す。

(*1) Alan Jones (アラン・ジョーンズ) = オーストラリアの元F1ドライバー。1980年にはウィリアムズでワールドチャンピオンを獲得している。F1での活動期間は1975年から1986年まで (除く1982年)。

(*2) Jack Brabham (ジャック・ブラバム) = オーストラリアの元F1ドライバー。1959年・1960年・1966年にワールドチャンピオンを獲得している。F1での活動期間は1955年から1970年まで。1960年には自身の名を冠したレーシングカーコンストラクター、ブラバムを立ち上げており、同コンストラクターは1990年代まで活動を続けている。

(*5) Doug Whiteford (ダグ・ホワイトフォード) = オーストラリアの元レーシング・ドライバー。オーストラリアGPが、初めてアルバート・パークで開催された1953年のイベントにおいて優勝を収めている。

(*8) Niki Lauda (ニキ・ラウダ) = 3度のワールドチャンピオン (1975年1977年・1984年) を獲得した元F1ドライバー。F1での活動期間は1971年から1979年までと、再復帰を果たした1982年から1985年1976年ニュルブルクリンク北コースでの大事故からの復活、再復帰後の1984年に3度目のワールドチャンピオンを獲得する等、話題には事欠かない名ドライバー。

(*9) Jim Clark (ジム・クラーク) = 2度のワールドチャンピオン (1963年・1965年) を獲得した元F1ドライバー。1965年にはF1ワールドチャンピオンに加えて、インディ500でも優勝を果たしている。60年代を代表する天才ドライバーのクラークだが、1968年ヨーロッパF2選手権・第2戦ホッケンハイムにおいて、クラッシュにより即死してしまう。

(*12) Arthur Waite (アーサー・ウェイト) = オーストラリア生まれのレーシング・ドライバー。1928年のオーストラリアGPで優勝を果たしている。

(*12-13) Graham Hill (グラハム・ヒル) = 2度のワールドチャンピオン (1962年・1968年) を獲得した元F1ドライバー。Damon Hill (デーモン・ヒル / 1996年のF1ワールドチャンピオン) の父親としても知られている。F1ドライバーとしての活動期間は、1958年から1975年までの実に18年間にもおよぶ。F1以外でも、1966年にインディ500での優勝、1972年ル・マン24時間レースでの総合優勝を果たしており、世界3大レース (F1モナコGP・インディ500・ルマン24時間) を制覇したのは、史上グラハムただ1人だけとなっている (2013年現在)。

(*13) Alberto Ascari (アルベルト・アスカリ) = 2度のワールドチャンピオン (1952年・1953年) を獲得した元F1ドライバー。F1世界選手権がはじまった1950年から1955年にかけて活躍した。1955年、モンツァ・サーキットでのテスト走行中にクラッシュ、事故死してしまう。

(*14) Jackie Stewart (ジャッキー・スチュワート) = 3度のワールドチャンピオン (1969年1971年1973年) を獲得した元F1ドライバー。F1ドライバーとしての活動時期は、1965年から1973年まで。自身が遭遇したクラッシュの経験から、モータースポーツの安全性を向上させるための活動を行なった。

(*15) Ayrton Senna (アイルトン・セナ) = 3度のワールドチャンピオン (1988年1990年1991年) を獲得した元F1ドライバー。F1デビューは1984年。1980年代後半から90年代前半にかけて日本で巻き起こったF1ブームにおいて、多くの視聴者から高い人気を得ていた。1994年サンマリノGPのクラッシュにより事故死。彼の死が決定打となり、F1の車両規則は大きく変更されることになる。

(*16) Alain Prost (アラン・プロスト) = 4度のワールドチャンピオン (1985年・1986年・1989年・1993年) を獲得した元F1ドライバー。F1デビューは1981年。セナとはトップドライバー同士の強烈な争いを演じている。その様子は「セナ・プロ対決」との呼称で、各種メディアにより広く報じられていた。



■コースリスト
[1953 - 1958]
・該当なし

[1996 - 現在]
[F1 2010] Melbourne 2010 by Codemasters
[F1 2011] Melbourne 2011 by Codemasters
・[rFactor] Melbourne 1998 v2.0 by GPTeam @ MediaFire [34MB]
・[rFactor] Melbourne 2007 v3.0 by MMG @ MediaFire [38MB]
・[rFactor] Melbourne GP4 (2008) v2.5 by FrankAlexandre @ MediaFire [35MB]
・[rFactor] Melbourne 2009 by WCP @ MediaFire [43MB]
・[rFactor] Melbourne 2010 by LMT @ MediaFire [43MB]
・[rFactor] Melbourne 2010 by WCP @ MediaFire [34MB]
・[rFactor] Melbourne 2010 Beta by Unknown @ RapidShare [142MB]
・[rFactor] Melbourne 2010 Beta by Unknown @ MediaFire [142MB]
・[rFactor] Melbourne 2011 v1.0 by F1VS @ MediaFire [34MB]
・[rFactor] Melbourne 2011 by de_ViL @ MediaFire [91MB]
・[rFactor] Melbourne 2012 v1.1 by Flo_Flo-f1 @ MediaFire [43MB]
・[rFactor] Melbourne 2012 v2.0 by WCP @ WCP Series [48MB]
・[rFactor] Melbourne 2012 v2.0 by WCP @ MediaFire [48MB]
・[rFactor] Melbourne 2014 v2.0 by WCP @ WCP Series [83MB]
・[rFactor] Melbourne 2014 Final by WCP @ MediaFire [124MB]
・[rFactor] Melbourne 2015 by WCP @ WCP Series [83MB]
・[rFactor] Melbourne 2015 v1.0 by WCP @ MediaFire [111MB]
・[rFactor] Melbourne 2016 by WCP @ Mega [84MB]
・[rFactor2] Melbourne DRS 2013 v3.0 by McNolo @ TrippTeam [62MB]
・[rFactor2] Melbourne (Albert Park) 2013 v1.0 by RaceRfactor @ RD [82MB]
・[AC] Albert Park 2014 v1.0 by Tomj @ RD [32MB]
・[AC] Melbourne Albert Park (Scratch) v1.2 by Yagami93 @ MediaFire [96MB]



▼関連キーワード
      F1開催コースMod


▼関連記事
   [全般]
          (2015/4/4) コースMod紹介記事の運用方針について
          (2015/6/24) F1開催コースModのコースリスト (暫定版) が完成
          (2015/6/24) モータースポーツ史への興味に基づくコースMod作り

   [ヨーロッパ]
    <北ヨーロッパ>
        ・フィンランド
              1952 エラインタールハラッタ (Elaeintarharata) 公園サーキット
        ・スウェーデン
              1961 カールスコーガ (Karlskoga) / イェリアロセン (Gelleråsen)
              1973 アンデルストープ (Anderstorp) / スカンジナビアン・レースウェイ
        ・デンマーク
              1961 ロスキレ・リンク (Roskilde Ring) / デンマークGP
        ・イギリス
              1950 ダンドロッド (Dundrod) 公道サーキット
              1950 グッドウッド (Goodwood)
              1950 シルバーストーン (Silverstone) のレイアウト変遷
              1950 シルバーストン (1952-1990) のコース & Mod紹介
              1950 シルバーストン (1991-2009) のコース & Mod紹介
              1950 シルバーストン (2010-現在) のコース & Mod紹介
              1952 カースル・クーム (Castle Combe)
              1952 スネッタートン (Snetterton)
              1953 クリスタル・パレス (Crystal Palace)
              1953 オウルトン・パーク (Oulton Park)
              1953 スラクストン (Thruxton)
              1955 エイントリー (Aintree)
              1962 マロリー・パーク (Mallory Park)
              1964 ブランズハッチ (Brands Hatch)
              1993 ドニントン (Donington)
    <西ヨーロッパ>
        ・オランダ
              1952 ザントフォールト (Zandvoort)
        ・ベルギー
              1950 スパ・フランコルシャン (Spa-Francorchamps)
              1952 シメイ (Chimay) 公道サーキット / フロンティエールGP
              1972 ニヴェル・ボレール (Nivelles-Baulers)
              1973 ゾルダー (Zolder)
        ・フランス
              1950 アルビ (Albi) / アルビGP
              1950 リナ・モンレリー (Linas-Montlhéry) / パリGP
              1950 ランス・グー (Reims-Gueux) 公道サーキット
              1950 ポー (Pau) 市街地サーキット
              1952 ルーアン・レゼサール (Rouen-Les-Essarts) 公道サーキット
              1965 シャレード (Charade) / クレルモン=フェラン (Clermont-Ferrand)
              1967 ブガッティ (Bugatti) / ル・マン
              1971 ポール・リカール (Paul Ricard)
              1974 ディジョン・プレノワ (Dijon-Prenois)
              1991 マニクール (Magny-Cours)
        ・ドイツ
              1951 ニュルブルクリンク北コース / ノルトシュライフェ (Nordschleife)
              1953 デッサウ (Dessau) 公道サーキット / 東ドイツ
              1953 ハレ・ザーレ (Halle-Saale) 公道サーキット / 東ドイツ
              1953 ザクセンリンク (Sachsenring) 公道サーキット / 東ドイツ
              1959 アヴス (AVUS)
              1961 ソリチュード (Solitude) 公道サーキット
              1970 ホッケンハイム (Hockenheim)
              1984 ニュルブルクリンク (Nuerburgring)
        ・オーストリア
              1961 アスペルン (Aspern) 飛行場 / ウィーンGP
              1964 ツェルトベク (Zeltweg) 飛行場
              1970 エステルライヒ (OesterReich) / A1 / Red Bull リンク
        ・スイス
              1950 ブレムガルテン (Bremgarten)
        ・モナコ
              1950 モナコ (Monaco) / モンテカルロ市街地サーキット
    <南ヨーロッパ>
        ・スペイン
              1951 ペドラルベス (Pedralbes) 市街地サーキット
              1968 ハラマ (Jarama)
              1969 モンジュイック (Montjuich) 公園サーキット
              1986 ヘレス (Jerez)
              1991 カタロニア (Catalunya) / バルセロナ (Barcelona)
              2008 バレンシア (Valencia) 市街地サーキット
        ・ポルトガル
              1958 ボアビスタ (Boavista) / ポルト (Porto) 市街地サーキット
              1959 モンサント・パーク (Monsanto Park)
              1984 エストリル (Estoril)
        ・イタリア
              1950 モンツァ (Monza)
              1957 ペスカーラ (Pescara) 公道サーキット / ペスカーラGP
              1961 ヴァレルンガ (Vallelunga)
              1962 エンナ・ペルグーサ (Enna-Pergusa)
              1980 イモラ (Imola) / エンツォ・エ・ディーノ・フェラーリ
    <東ヨーロッパ>
        ・ハンガリー
              1986 ハンガロリンク (Hungaroring)
        ・ロシア
              2014 ソチ (Sochi) 公園サーキット

   [北アメリカ]
        ・カナダ
              1967 モスポート (Mosport)
              1968 モン・トランブラン (Mont-Tremblant) / サン・ジョヴィート
              1978 モントリオール (Montreal) / ジル・ヴィルヌーヴ・サーキット
        ・アメリカ合衆国
              1950 インディアナポリス (Indianapolis)
              1959 セブリング (Sebring)
              1960 リバーサイド (Riverside)
              1961 ワトキンズ・グレン (Watkins Glen)
              1976 ロングビーチ (Long Beach) 市街地サーキット
              1981 シーザーズ・パレス (Caesars Palace) / ラスベガスGP
              1982 デトロイト (Detroit) 市街地サーキット
              1984 フェア・パーク (Fair Park) / ダラスGP
              1989 フェニックス (Phoenix) 市街地サーキット
              2012 オースティン (Austin) / COTA = Circuit of the Americas
        ・メキシコ
              1963 メキシコ・シティ / エルマノス・ロドリゲス (Hermanos Rodriguez)

   [南アメリカ]
        ・ブラジル
              1973 インテルラゴス (Interlagos) / ホセ・カルロス・パーチェ
              1974 ブラジリア (Brasilia)
              1978 ジャカレパグア (Jacarepagua) / リオデジャネイロ
        ・アルゼンチン
              1953 ブエノスアイレス / オスカル・ガルベス (Oscar Galvez)

   [アジア]
    <東アジア>
        ・日本
              1976 富士スピードウェイ (Fuji) / FISCO
              1987 鈴鹿 (Suzuka)
              1994 岡山国際サーキット (Okayama) / TIサーキット英田 (Aida)
        ・韓国
              2010 韓国インターナショナルサーキット / 霊岩 (Yeongam)
        ・中国
              2004 上海インターナショナルサーキット (Shanghai)
    <南東アジア>
        ・マレーシア
              1999 セパン (Sepang)
        ・シンガポール
              2008 マリーナベイ (Marina Bay) 市街地サーキット
    <南アジア>
        ・インド
              2011 ブッダ (Buddh) / ジェイピー (Jaypee)
    <西アジア>
        ・アブダビ
              2009 ヤス・マリーナ (Yas Marina) / アブダビ (Abu Dhabi)
        ・バーレーン
              2004 バーレーン (Bahrain) / サヒール (Sakhir)
        ・トルコ
              2005 イスタンブール・パーク (Istanbul Park)

   [オセアニア]
        ・オーストラリア
              1985 アデレード (Adelaide) 市街地サーキット
              1996 アルバート・パーク (Albert Park) / メルボルン (Melbourne)

   [アフリカ]
        ・南アフリカ
              1960 キラーニー (Killarney)
              1962 イースト・ロンドン (East London) / プリンス・ジョージ
              1967 キャラミ (Kyalami)
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