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      rFactor2・rFactor・Assetto Corsaといったレースシムや動画等、モータースポーツをインドアで楽しむための情報をつづります
 
 
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メモあれこれ

■2017年2月5日

▼車両Mod紹介記事のフォーマット

 rFactor 2用車両Mod・Nissan R35 GT-R GT500の紹介記事がひとまず完成しました。

(1) Mod本体の紹介
(2) セッティング集
(3) ドライビングの参考資料

 (1) では、Mod本体についての基本的な解説や史実で用いられたコースModの紹介を行っています。
 (2) と (3) ではプレイヤーがドライバー役に専念できるようエンジニアリングまわりの情報を載せています。

 ちょうど4年前に本コーナーで述べた構想が、Z34 GT4 その1Z34 GT4 その2C6.R GT2といった試行錯誤を経て、ようやく形になったわけです。

 車両Modについては、Assetto Corsaをはじめとした他プラットフォームにおいても、このフォーマットで記事を作成していく予定です。

 ただしドライビングの組み立てに影響が出るデフォルメが入っている作品については、(1) のみとなります。

 これは、現実世界の定石を下手に適用してセッティングを弄り回すよりは、セッティングはデフォルトのまま、作り手の意図した操作に従う方が、その作品本来の魅力を味わえるとの考えによります。



■2015年6月24日

▼F1開催コースModのコースリスト (暫定版) が完成

 サーキット予習シリーズのうちF1開催コースMod (含む非タイトル戦) のコースリスト作成が、ようやく完了しました。

 1950年から2015年現在まで、F1が開催されたコースのうち、rFactor・rFactor 2・GT Legends・Assetto CorsaのいずれかにModが存在するものは、コースリストのみの記事という形で暫定的にアップしてあります。

 タイトル戦については、時代によるレイアウト違いを含めれば、ほぼ全てのコースがModとして存在しています。

 唯一の例外は、1958年モロッコGPの舞台となったAin-Diabです。同コースのModは、今のところ、筆者のリサーチでは存在が確認できていません。

 非タイトル戦については、33コースの存在が確認できていません。

 ただしそのうち2コースについては、少なくともF1C用としては公開されています。
 今後のリサーチの進展次第では、さらに空席が埋まる可能性があります。

 現代F1で知名度が高いコースはまだしも、1950年代の非タイトル戦でのみ用いられたマイナーなコースですら、結構な割合でMod化されていることに驚かされます。

 先のリストは、世界各地のMod職人たちが、長年に渡り、コース作成に注いできた情熱の結晶そのものです。



▼モータースポーツ史への興味に基づくコースMod作り

 そうした性格を持つリストゆえ、眺めていると様々なことに気付かされます。

 一例を挙げると、ドイツのMod職人・f1-edition。

 彼の名前は、ドイツにおける非タイトル戦コースの作者として、先のリストにたびたび登場します。

 彼が取り組んでいるのは、1950年代の旧東ドイツの公道サーキットという、日本では存在を知る人すら少ないマイナーなテーマ。

 F1開催コースという縛りを無くすと、f1-editionの興味の対象がよりはっきりとします。
 - ファイル検索:作者 = f1-edition @ NoGrip

 1950年代から1960年代にかけてドイツに存在した公道サーキットを、彼は数多く手掛けているのです。

 サーキット (あるいはモータースポーツ) の歴史という観点から、コースMod作りに取り組んでいるという点において、日本のBTBerであるSoramame氏と同じタイプの職人といえます。

 こうした気付きも、新たな切り口での紹介記事という形で、今後の記事作成に活かしたいと考えています。



▼通常運行に復帰

 rFactor 2本来の機能を発揮する作りになっているコースModの紹介。それを主目的として、コースリストを一気に作成してきました。

 2015年6月24日現在、F1開催コース以外では若干の積み残しがあるものの、全体としてみれば、当該Modのリストアップはほぼ完了という状態です。

 効率的に作業を進めるために、記事作成のための全持ち時間を、コースリスト作成に投入する生活を、ここ数ヶ月間続けてきました。

 とりあえず最低限の目標は達成できましたので、そろそろ通常運行に戻そうと思います。



■2015年4月4日

▼コースMod紹介記事の運用方針について

 2011年半ばから、リアルのコース紹介とあわせてModの紹介記事を作成してきました。

 完成した記事の例としてはスパ・フランコルシャンホッケンハイムなどが挙げられます。

 それらの完成形を目指すという基本方針は、今後も変わりません。

 ただしrFactor 2用Modが公開されているスポットについては、コースリストだけを先行して作成することにしました。

 これはrFactor 2用コースModの特殊性によるものです。(詳しくは後述)

 rFactor 2本来の機能を発揮する作りになっている。そう確認できたものから順番に記事化しています。

 サーキット予習シリーズの記事で、コースリストのみの記載となっているものには、そうした背景があります。



▼基本部分の確認を要するrFactor 2用コースMod

 rFactor 2を車輌シミュレータとして利用する際、動作負荷が高いソフトをわざわざ走らせるからには、以下の2機能はきちんと作動してほしいところです。
 (1) フラクタルを用いたコース表面の物理的な凹凸の再現
 (2) コース表面に加えられた荷重や降雨といった自然環境により、動的に変化する路面状況

 またグラフィックの美しさを売りにしたソフトでは無いとはいえ、コースのオブジェクトが大量に消失した状態では、没入感が台無しとなってしまいます。
 Build 770 (2014年7月2日リリース) より前に作成されたコースModでは、そうした事態がおきる可能性があります。
 (3) コースのオブジェクトが正常に表示される
 つまりこの項目も確認が必要となります。


 実在レイアウトの再現性やコース脇オブジェクトの作り込み度合い。
 rFactor 1をはじめとした一般のレースシム用コースModではそうした要素に注目があつまります。

 しかしrFactor 2の場合は、もっと基本的な部分の確認が必要になるわけです。



▼一般プレイヤーにはややハードルが高いチェック作業

 実際のチェック作業ですが、前述の (1) と (2) については、当該コースModをrFactor 2のMod開発者モードか外部の3Dグラフィックツールに読み込ませて、メッシュ分割の様子やマテリアル設定等を確認することになります。

 Modをダウンロードして、実プレイより前に、まずデータの中身を確認するのが当たり前となっているMod作成者にとっては、それほど大した作業ではありません。

 ただそうした事柄に馴染みのない一般のプレイヤーにとっては、ややハードルが高く感じられる作業でしょう。



▼実プレイで使えるデータを優先

 筆者自身は、Modを入手すると、とりあえずデータの中身を確認するのが習慣となっています。
 これはrFactor 2のコースModについても同様です。

 記事の書き手としては、リアルのコース紹介も併せて行なうところに面白みを感じています。
 しかしスパ・フランコルシャンやホッケンハイムの紹介記事のような完成状態にもっていくまでには、それなりの工数を要します。

 いつになるのか分からない紹介記事の完成を待つより、チェック済みのコースModを含んだリストをとりあえず公開してしまった方が、より多くの人にとってプラスになるであろうと判断しました。



▼未完成の記事ゆえ過去記事の修正と同じ扱いに

 ただしサーキット予習シリーズの記事としては、未完成の状態にあることには変わりません。
 しかもコースリストに含まれるModは、rFactor 2用に限らず、リリースからそれなりに月日が経ったものがほとんどです。

 そういったコースリストのみの未完成記事には、新規性はありませんし、記事の内容を必要とする人の数もそれなりに限られることでしょう。

 ですので、リリース直後のModが含まれる場合を除き、コースリストのみのサーキット予習シリーズの記事は、新規のポストであっても、ブログのトップには来ないようにしています。またTwitterでの告知も行なっていません。

 これは過去の記事に対する新規性のない修正と同じ扱いです。



■2014年12月31日

▼私事

 月日が経つのは早いもので、2014年もあと1時間足らずで終わりとなります。

 2014年は私にとって大きな変化の年となりました。
 老親が2013年末に病で倒れ、その面倒をみることになったのです。

 当初はどうなることかと思いましたが、おかげさまで新たな生活を何とか軌道にのせることができ、無事に2015年を迎えられそうです。


▼大晦日での記事メンテ状況

 前述の状況ゆえ、2014年は例年以上に、記事に反映できていない積み残しアイテムが増えてしまいました。

 とりあえず実プレイで使えるデータを優先しようということで、サーキット予習シリーズのコースリストのメンテに着手、何とか年内に作業の大半を終えることができました。

▼サーキット予習のコースリスト全般を眺めて

 コースリストの大半が、rFactor 1用コースModで占められているのは、従来通りです。
 これまでに作成されたModの数や長年に渡って蓄積されてきたノウハウを考慮すると、こうした傾向はこれからも続くものと思われます。

 その一方でrFactor 2やAssetto Corsaといった新プラットフォームにも、まともにプレイできるコースModが増えてきています。


▼リストのメンテ作業からみる2014年のrFactor 2

 特にrFactor 2については、2014年の伸張振りに目を見張るものがあります。

 ベータ版リリースされた2012年から翌2013年にかけて、まともにプレイできないrFactor 1からの移植Modが数多く出回っていました。

 rFactor 2では、設定された路面粗さに応じて、コース表面の物理的な凹凸を、フラクタルを用いて、自動生成する機能があります。
 rFactor 1から路面メッシュを持ってきただけでは、その機能は上手く働きません。

 rFactor 2の新機能に合わせた路面メッシュの切り方や、RealRoadの実装といったノウハウが一般に広まり、リリースされたModのうちrFactor 2本来の動作が望めるModの割合が大幅に高くなったのが、2014年といえるでしょう。

 ただし車輌Modについては、自動車工学と車輌運動力学について十分な知識を持つトップクラスのModderが、ISIの協力を得た上で、ようやく (シミュレーターの名に値する) Modを作り出している状況です。

 車輌シミュレータとしてrFactor 2を捉えるのであれば、これが本来あるべき状況ともいえます。

 しかし (グラフィックやサウンドといった) 車輌のキャラクター性を楽しむためにrFactor 2をプレイしようとすると、車輌Modの少なさが大きな壁となって立ち塞がります。

 今後も車輌Modについてはそうした状況が続くであろうこと、またrFactor 1でそうした需要が満たされていたことを考えると、rFactor 2用コースModの数の増え方は、かつてのrFactor 1並というわけにはいかないでしょう。

 マイナーなコースに関しては、これからもrFactor 1頼みとなりそうです。


▼リストのメンテ作業からみる2014年のAssetto Corsa

 Assetto CorsaはrFactor 2とは対照的です。

 グラフィック描画用とは別に、コース表面の物理的形状を表すマップを持つAssetto Corsaですが、rFactor 1からのベタ移植であっても、とりあえずはプレイできる仕上がりになるようです。

 路面メッシュを一から切り直す必要があるrFactor 2への移植と比べると、Assetto Corsaへの移植性の高さは段違いといえます。

 グラフィックの美しさも手伝って、移植コースModの数の増え方は (車輌Modともども) 2014年で一番のプラットフォームでした。

 来年以降もこの勢いは続くことでしょう。

 rFactor 1からのコースMod移植に関して、敢えて難点を探すとすれば、物理的形状を表すマップを、ユーザーが全て自作しなければならない点です。

 Kunos純正コース並みの精度と密度を持つマップを、rFactor 1のコースModデータをベースにして、どのように生成するか。

 この課題について (現時点では) 話題にはなっていません。

 しかしAssetto Corsa用Modの成熟が進み、数値面でのリアルさにこだわった作品が出てくる頃になると、この問題が表面化するでしょう。
 (rFactor 1でも路面からの入力の単調さが問題とされました。)


▼2015年を迎えるにあたって

 公私ともに自動車漬けの人生を送ってきた私にとって、わずか15分の空き時間でも楽しめる車輌シミュレータは、心のオアシスとでもいうべき存在です。

 そんな私の嗜好を全面に押し出した当ブログゆえ、とうてい一般受けする内容には成り得ませんが、2015年もこれまで通りの方向で、地道に更新を続けていくつもりです。



■2014年6月1日
▼Daralla DW12のベースセットアップ配布

 Daralla DW12 (ロードコース仕様) の車両挙動設定ファイルの内容を確認したところ、競技用車両とは思えないほど安定方向に振られたサスペンションになっていました。

 前軸側のロール剛性配分の数値がきっちり55.0%となっていることから、ISIが意図してこの設定にしているのは間違いないでしょう。

 その一方でタイヤと空力の設定は車両シミュレータとして納得がいくものです。

 ISI公式フォーラムで繰り広げられている論争やISIの意図など、本Modに関して記事で取り上げたい事柄はいくつもありますが、本日はせっかくの休日。
 実プレイを楽しんで頂けるよう、ニュートラル方向に振ったベースセットアップ (ロード仕様) のsvmファイルを配布いたします。
 Neutral Setup for Dallara DW12

 デフォルト状態や追加配布された公式svmではアンダーが強すぎて走りを楽しめないという方は、ぜひこのsvmファイルを試してみて下さい。

 例によって計算から割り出したセットアップが元になっていますが、テストプレイでリアを振り出せる程度のコントロール性があることは確認しています。


■2014年5月28日
▼rFactor 2用Mod・Daralla DW12のデータ取り

 5月22日と24日に、それぞれISI純正Mod・Formula Renault 3.5 2014とDaralla DW12がリリースされました。

 残念なことに、どちらのModも車両挙動ファイルが暗号化されています。

 しかしBuild 660からはテレメトリのデータからタイヤのスリックカーブを描けるようになっています。

 現在Daralla DW12の車両特性を確認すべく、実走行でのデータ取りをしているところです。

 こちらが本日の実験走行から生成したスリップカーブ。

 実験に用いたコースのμ設定はやや低め。その影響をうけてスリップカーブのμも低めに出ています。

 しかしそれでも対静止時で4倍もの荷重がかかっても、軽く1.0を超えるμを保っているのは、さすがトップフォーミュラーのタイヤと言えます。



■2014年5月4日
▼連絡用メールアドレスの変更

 gooメール (無料版) のサービス終了に伴い、本ブログの連絡先メールアドレスが変更になりました。

 (旧) virtual_motorsports_mucho
@mail.goo.ne.jp
 (新) virtual_motorsports_mucho
@yahoo.com
 (@マークより前は以前と変わりませんが、それより後が米国ヤフーとなっています)

 皆さまから頂戴したメールはブログ運営の参考とさせて頂きます。
 なおModのインストール方法といった個別のご質問には直接お返事できないこともあります。何卒ご了承下さいませ。


▼更新告知用のtwitterアカウント

 ブログ上でお知らせするのは初めてとなりますが、当ブログには更新告知用のtwitterアカウントがあります。

 https://twitter.com/VirtualMS_JPN

 なおリンク切れや誤記の修正といった新規性の低い更新については、上記アカウントでの更新告知は行っていません。
 タイムライン上のノイズを少しでも減らすための処置です。



・当スペースの過去コメントはこちら


・[連絡先]:
virtual_motorsports_mucho
@yahoo.com

・[更新告知用twitterアカウント]:
https://twitter.com/VirtualMS_JPN

[rFactor2] 新タイヤモデル (3) Realtime (リアルタイム動作用係数)  

[Realtime] セクション
  リアルタイム作動時に用いられる各種のパラメータを設定する。


StaticBaseCoefficient (ベース静止摩擦係数)
[はたらき]
・タイヤ接地面のうち、粘着域の計算に用いられる摩擦係数。そのベースとなる係数を定義する。

[書式]
・StaticBaseCoefficient=A
・A: ベースとなる静止摩擦係数


SlidingBaseCoefficient (ベース動摩擦係数)
[はたらき]
・タイヤ接地面のうち、すべり域の計算に用いられる摩擦係数。そのベースとなる係数を定義する。

[書式]
・SlidingBaseCoefficient=A
・A: ベースとなる動摩擦係数




TemporaryAbrasion (ベース磨耗値)
[はたらき]
・タイヤが磨耗するペースを決める値。そのベースとなる値を定義する。
・この値をベースとして、温度修正や将来的にはWLF等式 (*) の修正をも受けて、最終的な磨耗値が決まる。
(*) WFL等式 = Williams-Landel-Ferry equation

[書式]
・TemporaryAbrasion=A
・A: ベースとなる磨耗値 (単位 = m^3/J)


TemporaryRingMassInertia (Ringの質量及び慣性モーメントのベース値)
[はたらき]
・Ringが関係する計算を行なう際に用いる値、すなわち質量及び慣性モーメントのベース値を定義する。
・ここでいうRingが、[Node] セクションのRingAndRimで扱うRing (タイヤのビードと噛み合うホイールの外周部分と推測) と同一物かどうかは不明。

[書式]
・TemporaryRingMassInertia=(A, X, Y, Z)
・A: Ringの質量
・X: x軸まわりの慣性モーメント
・Y: y軸まわりの慣性モーメント
・Z: z軸まわりの慣性モーメント


TemporaryRingDamper (Ringが持つDamper能力のベース値)
[はたらき]
・Ringが持つDamper能力のベース値を定義する。
・ここでいうRingが、[Node] セクションのRingAndRimで扱うRing (タイヤのビードと噛み合うホイールの外周部分と推測) と同一物かどうかは不明。

[書式]
・TemporaryRingDamper=(X, Y, Z, P, Q, R)
・X :x軸方向への減衰力
・Y :y軸方向への減衰力
・Z :z軸方向への減衰力
・P :p軸方向 (詳細不明) への減衰力
・Q :q軸方向 (詳細不明) への減衰力
・R :r軸方向 (詳細不明) への減衰力


TemporaryBristleSpring (ブラシが持つSpring能力のベース値)
[はたらき]
・ブラシが持つSpring能力のベース値を定義する。
・ここでいうブラシ (Bristle) とは、リアルタイム作動時に用いられるブラシモデルに出てくる要素をさす。ブラシモデルでは、細分化されたタイヤ接地面における個々の領域を、架空のブラシとして扱う。

[書式]
・TemporaryBristleSpring=(Lat, Vert, Long)
・Lat :横方向に対するスプリングレート
・Vert:垂直方向に対するスプリングレート
・Long:縦方向に対するスプリングレート


TemporaryBristleDamper (ブラシが持つDamper能力のベース値)
[はたらき]
・ブラシが持つDamper能力のベース値を定義する。
・ここでいうブラシ (Bristle) とは、リアルタイム作動時に用いられるブラシモデルに出てくる要素をさす。ブラシモデルでは、細分化されたタイヤ接地面における個々の領域を、架空のブラシとして扱う。

[書式]
・TemporaryBristleDamper=(Lat, Vert, Long)
・Lat :横方向に対する減衰力
・Vert:垂直方向に対する減衰力
・Long:縦方向に対する減衰力


MarbleEffectOnEffectiveLoad (有効荷重算出時のタイヤカスによる補正)
[はたらき]
・タイヤにかかる垂直荷重の大きさによって、タイヤが発生する力は変化する。
・タイヤ接地面と路面の間に、スリックタイヤ等から発生した大きな粒状のタイヤカス (Marble = タイヤマーブル) が存在すると、タイヤにかかっている垂直荷重の一部が横方向へ逃げてしまう。
・本パラメータでは、タイヤカスの影響により、タイヤのグリップ力を算出する際に用いる垂直荷重の値を、どれだけ減少させるかを定義する。

[書式]
・MarbleEffectOnEffectiveLoad=A
・A: タイヤのグリップを算出する際に用いる垂直荷重のマイナス分
・(例) MarbleEffectOnEffectiveLoad=-0.125
       垂直荷重のうち12.5%がマイナスされる


TerrainWeightOnContactTemperature (WLF等式用温度のうち地面が占める割合)
[はたらき]
・WLF等式に用いられる温度は2つの値から算出される。一つはタイヤの表面温度で、もう一つはタイヤが接する地面の表面温度
・本パラメータは、先の算出の際に、地面の表面温度をどのくらいの割合にするかを、設定するために用いられる。

[書式]
・TerrainWeightOnContactTemperature=A
・A :地面の表面温度が占める割合
・(例) TerrainWeightOnContactTemperature=0.1
      地面の表面温度 = 10% / タイヤの表面温度 = 90%


WLFParameters (WLF等式用パラメータ)
[はたらき]
WLF等式 (Williams-Landel-Ferry equation) に用いるパラメータを設定する。

[書式]
・WLFParameters=(Tg, A, B, C)
・Tg:ガラス転移点温度
・A :定数?・50.0で固定
・B :定数?・-8.86で固定
・C :定数?・51.5で固定


StaticRoughnessEffect (荒れた地面による静止摩擦係数の減少効果)
[はたらき]
荒れた地面にのっているタイヤ接地面の静止摩擦係数に関して。値をどの程度減少させるかを設定する。

[書式]
・StaticRoughnessEffect=A
・A :減少させる割合
・(例) StaticRoughnessEffect=-0.20
      静止摩擦係数を20%減少させる


GrooveEffects (ラバーが乗った路面の効果)
[はたらき]
・ラバーが乗った路面にタイヤが接地している場合、タイヤの各種パラメータに及ぼす影響を設定する。
・一般に、ラバーが綺麗の乗った路面だと、タイヤのグリップは10~20%程度上昇する。

[書式]
・GrooveEffects=(A, B, C, D)
・A :静止摩擦係数の増加分 (%)
・B :動摩擦係数の増加分 (%)
・C :(タイヤ接地面の) すべり域における微視的変形の増加分 (%) ?
・D :(タイヤ接地面の) すべり域における巨視的変形の増加分 (%) ?


DampnessEffects (ウェット路面の効果)
[はたらき]
・水膜で覆われた路面にタイヤが接地している場合の、各種パラメータに及ぼす影響を設定する。
・一般に、水膜で覆われた路面では、タイヤのグリップが15~25%程度減少する。

[書式]
・DampnessEffects=(A, B, C, D)
・A :静止摩擦係数の減少分 (%)
・B :動摩擦係数の減少分 (%)
・C :(タイヤ接地面の) すべり域における微視的変形の減少分 (%) ?
・D :(タイヤ接地面の) すべり域における巨視的変形の減少分 (%) ?


StaticCurve (温度変化による静止摩擦係数の変動を表すカーブ)
[はたらき]
・タイヤの静止摩擦係数は温度により変化する。温度ごとにベース静止摩擦係数がどれだけ変化するかを設定する。
・ただしどこの「温度」なのかは不明。タイヤのトレッド面?

[書式]
・StaticCurve=(T1, S1, T2, S2, T3, S3)
・T1 :T1~T3のうち最も低い温度 (単位:K)
・S1 :温度T1のとき、ベース静止摩擦係数がどれだけ変化するか
・T2 :T1~T3のうち2番目に低い温度 (単位:K)
・S2 :温度T2のとき、ベース静止摩擦係数がどれだけ変化するか
・T3 :T1~T3のうち最も高い温度 (単位:K)
・S3 :温度T3のとき、ベース静止摩擦係数がどれだけ変化するか

・(例) StaticCurve=(173, 0.68, 373, 1.176, 673, 0.68)
      173Kのとき、ベース静止摩擦係数 x 0.68
      373Kのとき、ベース静止摩擦係数 x 1.176
      673Kのとき、ベース静止摩擦係数 x 0.68


SizeMultiplier (タイヤサイズを調整するための乗数)
[はたらき]
・何らかの理由でタイヤサイズを調整する必要がある場合は、本パラメータを変更することで、タイヤの半径を調整することができる。

[書式]
・SizeMultiplier=(w, r)
・w :幅?の倍率
・r :半径?の倍率


ThermalDepthAtSurface (表面レイヤーの温度を決める計測深度)
[はたらき]
・タイヤ接地面 (= 表面レイヤー) の温度パラメータを決める際に、外界と接している表面部分からどれだけ計測ポイントにするか。その値を設定する。
・第2レイヤーが使用不能に設定されている場合は「トレッド厚さ>本パラメータ」でなければならない。

[書式]
・ThermalDepthAtSurface=A
・A :計測深度


ThermalDepthBelowSurface (第2レイヤーの温度を決める計測深度)
[はたらき]
・第2レイヤーが使用可能にされている場合にのみ、本パラメータは有効になる。
・第2レイヤーの温度パラメータを決める際に、外界と接している表面部分からどれだけ計測ポイントにするか。その値を設定する。
・本パラメータの値は、以下の条件を満たしている必要がある。
  - 本パラメータ ≧ 表面レイヤーの厚さ
  - トレッドの厚さ ≧ (本パラメータ + ThermalDepthAtSurface値)

[書式]
・ThermalDepthBelowSurface=A
・A :計測深度


BristleLength (ブラシ長さ)
[はたらき]
・タイヤと路面の接触判定に関して、ブラシの長さを調整することで、より適切な判定を行なえるようにする。
・それ以外の影響はない。
・ここでいうブラシ (Bristle) とは、リアルタイム作動時に用いられるブラシモデルに出てくる要素をさす。ブラシモデルでは、細分化されたタイヤ接地面における個々の領域を、架空のブラシとして扱う。

[書式]
・BristleLength=A
・A :ブラシの長さ


InternalGasSpecificHeatAtConstantVolume (内部気体の定積比熱)
[はたらき]
・タイヤ内部に充填されている気体の定積比熱を、気体の温度別に設定する。
・乾燥した空気の定積比熱は大よそ719 J/(kg*K) だが、温度によって値が若干変化する。

[書式]
・InternalGasSpecificHeatAtConstantVolume=(A,B)
・A :気体の温度 [単位:K (ケルビン) ]
・B :定積比熱 [単位:J/(kg*K) ]



(最終更新日:2012年2月2日)


<<(0) 概要説明
<<(1) QuasiStaticAnalysis (準静的解析)
<<(2) Node (タイヤの物理的構造)
>>(4) コーナリング特性の把握


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