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■2017年2月5日

▼車両Mod紹介記事のフォーマット

 rFactor 2用車両Mod・Nissan R35 GT-R GT500の紹介記事がひとまず完成しました。

(1) Mod本体の紹介
(2) セッティング集
(3) ドライビングの参考資料

 (1) では、Mod本体についての基本的な解説や史実で用いられたコースModの紹介を行っています。
 (2) と (3) ではプレイヤーがドライバー役に専念できるようエンジニアリングまわりの情報を載せています。

 ちょうど4年前に本コーナーで述べた構想が、Z34 GT4 その1Z34 GT4 その2C6.R GT2といった試行錯誤を経て、ようやく形になったわけです。

 車両Modについては、Assetto Corsaをはじめとした他プラットフォームにおいても、このフォーマットで記事を作成していく予定です。

 ただしドライビングの組み立てに影響が出るデフォルメが入っている作品については、(1) のみとなります。

 これは、現実世界の定石を下手に適用してセッティングを弄り回すよりは、セッティングはデフォルトのまま、作り手の意図した操作に従う方が、その作品本来の魅力を味わえるとの考えによります。



■2015年6月24日

▼F1開催コースModのコースリスト (暫定版) が完成

 サーキット予習シリーズのうちF1開催コースMod (含む非タイトル戦) のコースリスト作成が、ようやく完了しました。

 1950年から2015年現在まで、F1が開催されたコースのうち、rFactor・rFactor 2・GT Legends・Assetto CorsaのいずれかにModが存在するものは、コースリストのみの記事という形で暫定的にアップしてあります。

 タイトル戦については、時代によるレイアウト違いを含めれば、ほぼ全てのコースがModとして存在しています。

 唯一の例外は、1958年モロッコGPの舞台となったAin-Diabです。同コースのModは、今のところ、筆者のリサーチでは存在が確認できていません。

 非タイトル戦については、33コースの存在が確認できていません。

 ただしそのうち2コースについては、少なくともF1C用としては公開されています。
 今後のリサーチの進展次第では、さらに空席が埋まる可能性があります。

 現代F1で知名度が高いコースはまだしも、1950年代の非タイトル戦でのみ用いられたマイナーなコースですら、結構な割合でMod化されていることに驚かされます。

 先のリストは、世界各地のMod職人たちが、長年に渡り、コース作成に注いできた情熱の結晶そのものです。



▼モータースポーツ史への興味に基づくコースMod作り

 そうした性格を持つリストゆえ、眺めていると様々なことに気付かされます。

 一例を挙げると、ドイツのMod職人・f1-edition。

 彼の名前は、ドイツにおける非タイトル戦コースの作者として、先のリストにたびたび登場します。

 彼が取り組んでいるのは、1950年代の旧東ドイツの公道サーキットという、日本では存在を知る人すら少ないマイナーなテーマ。

 F1開催コースという縛りを無くすと、f1-editionの興味の対象がよりはっきりとします。
 - ファイル検索:作者 = f1-edition @ NoGrip

 1950年代から1960年代にかけてドイツに存在した公道サーキットを、彼は数多く手掛けているのです。

 サーキット (あるいはモータースポーツ) の歴史という観点から、コースMod作りに取り組んでいるという点において、日本のBTBerであるSoramame氏と同じタイプの職人といえます。

 こうした気付きも、新たな切り口での紹介記事という形で、今後の記事作成に活かしたいと考えています。



▼通常運行に復帰

 rFactor 2本来の機能を発揮する作りになっているコースModの紹介。それを主目的として、コースリストを一気に作成してきました。

 2015年6月24日現在、F1開催コース以外では若干の積み残しがあるものの、全体としてみれば、当該Modのリストアップはほぼ完了という状態です。

 効率的に作業を進めるために、記事作成のための全持ち時間を、コースリスト作成に投入する生活を、ここ数ヶ月間続けてきました。

 とりあえず最低限の目標は達成できましたので、そろそろ通常運行に戻そうと思います。



■2015年4月4日

▼コースMod紹介記事の運用方針について

 2011年半ばから、リアルのコース紹介とあわせてModの紹介記事を作成してきました。

 完成した記事の例としてはスパ・フランコルシャンホッケンハイムなどが挙げられます。

 それらの完成形を目指すという基本方針は、今後も変わりません。

 ただしrFactor 2用Modが公開されているスポットについては、コースリストだけを先行して作成することにしました。

 これはrFactor 2用コースModの特殊性によるものです。(詳しくは後述)

 rFactor 2本来の機能を発揮する作りになっている。そう確認できたものから順番に記事化しています。

 サーキット予習シリーズの記事で、コースリストのみの記載となっているものには、そうした背景があります。



▼基本部分の確認を要するrFactor 2用コースMod

 rFactor 2を車輌シミュレータとして利用する際、動作負荷が高いソフトをわざわざ走らせるからには、以下の2機能はきちんと作動してほしいところです。
 (1) フラクタルを用いたコース表面の物理的な凹凸の再現
 (2) コース表面に加えられた荷重や降雨といった自然環境により、動的に変化する路面状況

 またグラフィックの美しさを売りにしたソフトでは無いとはいえ、コースのオブジェクトが大量に消失した状態では、没入感が台無しとなってしまいます。
 Build 770 (2014年7月2日リリース) より前に作成されたコースModでは、そうした事態がおきる可能性があります。
 (3) コースのオブジェクトが正常に表示される
 つまりこの項目も確認が必要となります。


 実在レイアウトの再現性やコース脇オブジェクトの作り込み度合い。
 rFactor 1をはじめとした一般のレースシム用コースModではそうした要素に注目があつまります。

 しかしrFactor 2の場合は、もっと基本的な部分の確認が必要になるわけです。



▼一般プレイヤーにはややハードルが高いチェック作業

 実際のチェック作業ですが、前述の (1) と (2) については、当該コースModをrFactor 2のMod開発者モードか外部の3Dグラフィックツールに読み込ませて、メッシュ分割の様子やマテリアル設定等を確認することになります。

 Modをダウンロードして、実プレイより前に、まずデータの中身を確認するのが当たり前となっているMod作成者にとっては、それほど大した作業ではありません。

 ただそうした事柄に馴染みのない一般のプレイヤーにとっては、ややハードルが高く感じられる作業でしょう。



▼実プレイで使えるデータを優先

 筆者自身は、Modを入手すると、とりあえずデータの中身を確認するのが習慣となっています。
 これはrFactor 2のコースModについても同様です。

 記事の書き手としては、リアルのコース紹介も併せて行なうところに面白みを感じています。
 しかしスパ・フランコルシャンやホッケンハイムの紹介記事のような完成状態にもっていくまでには、それなりの工数を要します。

 いつになるのか分からない紹介記事の完成を待つより、チェック済みのコースModを含んだリストをとりあえず公開してしまった方が、より多くの人にとってプラスになるであろうと判断しました。



▼未完成の記事ゆえ過去記事の修正と同じ扱いに

 ただしサーキット予習シリーズの記事としては、未完成の状態にあることには変わりません。
 しかもコースリストに含まれるModは、rFactor 2用に限らず、リリースからそれなりに月日が経ったものがほとんどです。

 そういったコースリストのみの未完成記事には、新規性はありませんし、記事の内容を必要とする人の数もそれなりに限られることでしょう。

 ですので、リリース直後のModが含まれる場合を除き、コースリストのみのサーキット予習シリーズの記事は、新規のポストであっても、ブログのトップには来ないようにしています。またTwitterでの告知も行なっていません。

 これは過去の記事に対する新規性のない修正と同じ扱いです。



■2014年12月31日

▼私事

 月日が経つのは早いもので、2014年もあと1時間足らずで終わりとなります。

 2014年は私にとって大きな変化の年となりました。
 老親が2013年末に病で倒れ、その面倒をみることになったのです。

 当初はどうなることかと思いましたが、おかげさまで新たな生活を何とか軌道にのせることができ、無事に2015年を迎えられそうです。


▼大晦日での記事メンテ状況

 前述の状況ゆえ、2014年は例年以上に、記事に反映できていない積み残しアイテムが増えてしまいました。

 とりあえず実プレイで使えるデータを優先しようということで、サーキット予習シリーズのコースリストのメンテに着手、何とか年内に作業の大半を終えることができました。

▼サーキット予習のコースリスト全般を眺めて

 コースリストの大半が、rFactor 1用コースModで占められているのは、従来通りです。
 これまでに作成されたModの数や長年に渡って蓄積されてきたノウハウを考慮すると、こうした傾向はこれからも続くものと思われます。

 その一方でrFactor 2やAssetto Corsaといった新プラットフォームにも、まともにプレイできるコースModが増えてきています。


▼リストのメンテ作業からみる2014年のrFactor 2

 特にrFactor 2については、2014年の伸張振りに目を見張るものがあります。

 ベータ版リリースされた2012年から翌2013年にかけて、まともにプレイできないrFactor 1からの移植Modが数多く出回っていました。

 rFactor 2では、設定された路面粗さに応じて、コース表面の物理的な凹凸を、フラクタルを用いて、自動生成する機能があります。
 rFactor 1から路面メッシュを持ってきただけでは、その機能は上手く働きません。

 rFactor 2の新機能に合わせた路面メッシュの切り方や、RealRoadの実装といったノウハウが一般に広まり、リリースされたModのうちrFactor 2本来の動作が望めるModの割合が大幅に高くなったのが、2014年といえるでしょう。

 ただし車輌Modについては、自動車工学と車輌運動力学について十分な知識を持つトップクラスのModderが、ISIの協力を得た上で、ようやく (シミュレーターの名に値する) Modを作り出している状況です。

 車輌シミュレータとしてrFactor 2を捉えるのであれば、これが本来あるべき状況ともいえます。

 しかし (グラフィックやサウンドといった) 車輌のキャラクター性を楽しむためにrFactor 2をプレイしようとすると、車輌Modの少なさが大きな壁となって立ち塞がります。

 今後も車輌Modについてはそうした状況が続くであろうこと、またrFactor 1でそうした需要が満たされていたことを考えると、rFactor 2用コースModの数の増え方は、かつてのrFactor 1並というわけにはいかないでしょう。

 マイナーなコースに関しては、これからもrFactor 1頼みとなりそうです。


▼リストのメンテ作業からみる2014年のAssetto Corsa

 Assetto CorsaはrFactor 2とは対照的です。

 グラフィック描画用とは別に、コース表面の物理的形状を表すマップを持つAssetto Corsaですが、rFactor 1からのベタ移植であっても、とりあえずはプレイできる仕上がりになるようです。

 路面メッシュを一から切り直す必要があるrFactor 2への移植と比べると、Assetto Corsaへの移植性の高さは段違いといえます。

 グラフィックの美しさも手伝って、移植コースModの数の増え方は (車輌Modともども) 2014年で一番のプラットフォームでした。

 来年以降もこの勢いは続くことでしょう。

 rFactor 1からのコースMod移植に関して、敢えて難点を探すとすれば、物理的形状を表すマップを、ユーザーが全て自作しなければならない点です。

 Kunos純正コース並みの精度と密度を持つマップを、rFactor 1のコースModデータをベースにして、どのように生成するか。

 この課題について (現時点では) 話題にはなっていません。

 しかしAssetto Corsa用Modの成熟が進み、数値面でのリアルさにこだわった作品が出てくる頃になると、この問題が表面化するでしょう。
 (rFactor 1でも路面からの入力の単調さが問題とされました。)


▼2015年を迎えるにあたって

 公私ともに自動車漬けの人生を送ってきた私にとって、わずか15分の空き時間でも楽しめる車輌シミュレータは、心のオアシスとでもいうべき存在です。

 そんな私の嗜好を全面に押し出した当ブログゆえ、とうてい一般受けする内容には成り得ませんが、2015年もこれまで通りの方向で、地道に更新を続けていくつもりです。



■2014年6月1日
▼Daralla DW12のベースセットアップ配布

 Daralla DW12 (ロードコース仕様) の車両挙動設定ファイルの内容を確認したところ、競技用車両とは思えないほど安定方向に振られたサスペンションになっていました。

 前軸側のロール剛性配分の数値がきっちり55.0%となっていることから、ISIが意図してこの設定にしているのは間違いないでしょう。

 その一方でタイヤと空力の設定は車両シミュレータとして納得がいくものです。

 ISI公式フォーラムで繰り広げられている論争やISIの意図など、本Modに関して記事で取り上げたい事柄はいくつもありますが、本日はせっかくの休日。
 実プレイを楽しんで頂けるよう、ニュートラル方向に振ったベースセットアップ (ロード仕様) のsvmファイルを配布いたします。
 Neutral Setup for Dallara DW12

 デフォルト状態や追加配布された公式svmではアンダーが強すぎて走りを楽しめないという方は、ぜひこのsvmファイルを試してみて下さい。

 例によって計算から割り出したセットアップが元になっていますが、テストプレイでリアを振り出せる程度のコントロール性があることは確認しています。


■2014年5月28日
▼rFactor 2用Mod・Daralla DW12のデータ取り

 5月22日と24日に、それぞれISI純正Mod・Formula Renault 3.5 2014とDaralla DW12がリリースされました。

 残念なことに、どちらのModも車両挙動ファイルが暗号化されています。

 しかしBuild 660からはテレメトリのデータからタイヤのスリックカーブを描けるようになっています。

 現在Daralla DW12の車両特性を確認すべく、実走行でのデータ取りをしているところです。

 こちらが本日の実験走行から生成したスリップカーブ。

 実験に用いたコースのμ設定はやや低め。その影響をうけてスリップカーブのμも低めに出ています。

 しかしそれでも対静止時で4倍もの荷重がかかっても、軽く1.0を超えるμを保っているのは、さすがトップフォーミュラーのタイヤと言えます。



■2014年5月4日
▼連絡用メールアドレスの変更

 gooメール (無料版) のサービス終了に伴い、本ブログの連絡先メールアドレスが変更になりました。

 (旧) virtual_motorsports_mucho
@mail.goo.ne.jp
 (新) virtual_motorsports_mucho
@yahoo.com
 (@マークより前は以前と変わりませんが、それより後が米国ヤフーとなっています)

 皆さまから頂戴したメールはブログ運営の参考とさせて頂きます。
 なおModのインストール方法といった個別のご質問には直接お返事できないこともあります。何卒ご了承下さいませ。


▼更新告知用のtwitterアカウント

 ブログ上でお知らせするのは初めてとなりますが、当ブログには更新告知用のtwitterアカウントがあります。

 https://twitter.com/VirtualMS_JPN

 なおリンク切れや誤記の修正といった新規性の低い更新については、上記アカウントでの更新告知は行っていません。
 タイムライン上のノイズを少しでも減らすための処置です。



・当スペースの過去コメントはこちら


・[連絡先]:
virtual_motorsports_mucho
@yahoo.com

・[更新告知用twitterアカウント]:
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[メモあれこれ] 2012/1/15 - 2012/3/17 

■2012年3月17日
▼GT5収録Lexus LFAのリセッティング記事は後倒し
  rFactor 2の動きが無いうちに、他の作業を進めてしまおうということで、GT5収録のLexus LFAのリセッティング記事を書いていたところ、書き上がる前にBuild 68 & 69がリリースされてしまいました。

  リセッティングを始めた当初 (今から1年前) は、週に1台ペースは余裕でこなせるつもりでいたのですが、見積りが甘すぎたようです。


▼ISIがrFactor 2のグラフィック品質を切り捨てられない背景
  rFactor 2のバージョンアップ内容については、別の記事でも述べたように、グラフィック回りのパフォーマンスアップと作動の安定性確保に力が割かれています。

  ユーザー視点からrFactor 2のレースシム市場での強みを考えると、(1) 新タイヤモデル (2) 路面表面の表現 (3) FPSの影響を受けないFFB、この3点をrFactor 1のグラフィックに盛り込んでくれれば、それで十分なようにも思えます。

  もっともISIからすると、そうした選択は取りたくても取れないでしょう。

  ISIは (rFactor 1と同様) rFactor 2のゲームエンジンを、他のディベロッパーに貸し出すというビジネスを考えているはずです。

  幅広いユーザーに受け入れてもらうには、まずはグラフィックの美しさがポイントになります。
  そうしたユーザーの嗜好が背景となって、現在のレースゲーム市場には、グラフィックに力を入れたタイトルが溢れかえっています。

  こうした状況を考えると、EAやCodemastersを圧倒するのは無理としても、少なくとも他と比べて見劣りしないグラフィックを、rFactor 2で実現しておく必要があります。

  それが達成されない場合は、rFactor 2のゲームエンジンの貸し出しを受けて、商業タイトルを作成しようというディベロッパーの数が、大きく減ってしまうことになるでしょう。

  (rFactor 1時代の例からすると、そうしたディベロッパーの多くは、シミュレータとしての車両挙動のリアルさには、さほど拘っていないというのが実情です。)

  今回同時にリリースされたGT World Endurance v1.0の車両挙動の内容をチェックすると、rFactor 1初期のデフォルト車とは比べ物にならないほど良くできています。

  新タイヤモデルといった新要素と併せて、車両シミュレータとしてのrFactor 2には期待できそうです。

  ただしゲームエンジン貸し出しビジネスとの絡みもあって、一般ユーザーがrFactor 1と同じ感覚でプレイできるようになるには、まだまだ時間がかかるものと思われます。


▼ISI純正rFactor 2用車両Modのステアリングレシオ設定
  現状ではタイヤ特性のデータが把握できていないため断言はできません。
  ただ全般的な傾向としては、ステアリングレシオがクイックすぎるようです。

  タイヤ特性とシャシ特性が実車そのままになっている場合を除くと、実車通りのレシオにこだわる必要はありません。

  とはいえGT World Endurance v1.0収録のNissan 370Z GT4が、10.7:1というフォーミュラーカー並みのクイックレシオというのは行き過ぎです。

  (あれだけしっかりした足回りを設定できる作成者が、こうしたレシオを設定してくる点に非常な違和感をおぼえます。)

  SimBinのGTLGTR2のデフォルト車両ならともかく、rFactor 2ではせっかくのFFBがスポイルされる結果にしかなりません。

  ステアリングコントローラ側が576度というデフォルト設定であれば、車体側のステアロックを20度まで下げることで、14.4:1という一般的なスポーツカー並みのレシオにすることができます。




■2012年3月15日
▼ISI公式フォーラムでのrFactor 2用ボタン名が変更される
  ISI公式フォーラムには、取り扱うタイトルごとに個別のセクションが用意されています。その中でも、rFactor 1やrFactor 2等、多用されるセクションについては、スクリーン上部にショートカット用のボタンが設置されています。

  rFactor 2用のボタン名が、以前は「rFactor2 Beta」となっていたのが、現在は「rFactor2 Testing」へと変更されています。
  (変更のタイミングは恐らく3月8日に行なわれた同フォーラムのアップデート時)

  名称を「Beta」から「Testing」にすることで、rFactor 2が未完成品状態にあることを強調していると考えられます。


▼一般公開から2ヶ月が経過したベータ版rFactor 2の現状
  現在のrFactor 2の完成度は、ベータ版が一般公開される直前にISIが出した声明通りの内容です。

  一般ユーザーがrFactor 1のような使い方をするレベルには至っていないものの、技術と製作環境が整っているMod製作チームであれば、Mod作成に着手できる程度には仕上がっています。

  先日Virtua-LMからリリースされたMid-Ohioは後者の一例です。

  とはいえModを作成する側の人間にとってさえ、現在のrFactor 2は非常にハードルが高いのもまた事実です。

  コースModを例に挙げると、rFactor 1では安価なBTB (Bob's Track Builder) でこなせた作成作業が、現在のrFactor 2では高価な3ds Maxが必須となっており、セミプロレベルのユーザーでなければ手が出せない状況です。

  車両挙動作成に目を向けると、作成環境という点では最もハードルが低く、紙と鉛筆に計算機 (できれば表計算ソフトも) 程度しか必要としません。

  ただ以前に別の記事で述べた理由から、新規にタイヤデータを起こすという作業が、一般ユーザーの手には負えない代物となっています。

  3ds Maxを所持しているような古くからのセミプロユーザーがグラフィック回りの作業を着々と進める一方で、rFactor 1時代にリリースされた安価なツールのユーザーや、車両挙動作成を担当するユーザーは、作業に着手したくても着手のしようがない。

  これがベータ版rFactor 2の現状です。


▼ベータ版rFactor 2の今後の展望
  レースゲーム市場でのrFactor 2の強みを考えた際、一番のネックとなっているのが、一般ユーザーでは新規にタイヤデータを起こせないという点です。

  今のままでは、何の根拠も無いデタラメな数字をベースにして、爽快感を追求したレースゲームを作るのが精一杯です。

  そうしたゲームをプレイしたいのであれば、EAやCodemasters等の大手パブリッシャーから優れた作品がいくつも出ています。

  わざわざマイナーなISIの作品を選ぶ必要はありません。

  逆にいえば、タイヤデータを起こす際の問題さえクリアできれば、多くの消費者に受け入れてもらうという足枷無しに、好きなだけ数値面でのリアルさを追求できるという、gMotor系レースシム自作Modの強みが生きてきます。

  ここ数年で急速に蓄積されたシャシ回りのノウハウをベースに、rFactor 2で導入された新タイヤモデルのデータを、3ds Max所持ユーザーが作成したグラフィックデータと組み合わせる。
  こうしたスタイルをとることで、rFactor 2ならではの車両Mod作成が可能となります。

  先の問題がクリアされるのは何時になるかは不明ですが、それまでは現在の状況が続きそうです。







■2012年3月14日
▼資料整理
  昨年末からのrFactor 2ベータ版公開に関する騒動もひとまず落ち着き、その騒動のあおりを喰って先延ばしになっていたGT5のリセッティング版Toyota 86のポストも済ませたということで、ここ2週間ほど、手持ち資料の整理を行なっていました。

  以前の住居から引っ越した際に資料を梱包したまま、放置してあるダンボールが数十箱。6畳部屋が1つ完全に占拠されています。

  埃に悩まされながらの作業でしたが、その甲斐あって、セリカLBターボGr.5が現役だった当時 (1977~78年) の自動車雑誌に掲載された各種諸元をはじめとして、70年代90年代の車両に関する資料を複数発掘することができました。

  それらの資料は今後の記事に反映させていく予定でいます。

    フェラーリ 1 CAR GRAPHIC選集 二玄社 カーグラフィック
Ferrari
CAR GRAPHIC選集
    マツダ・ロードスター CAR GRAPHIC選集 二玄社 CG別冊 ユーノス ロードスター NA6CE
マツダ・ロードスター
CAR GRAPHIC選集
M2 1028長期テスト再収録




■2012年2月3日
▼rFactor 2用新タイヤモデルの解説記事が仮完成
  この数日間というもの、空き時間の大部分を解説記事を書くために費やしていましたが、この辺でいったん作業を切り上げます。

  今後はISIから新しい情報が公開され次第、追記なり修正を盛り込んでいくという形で、作業を進める予定です。

  肝心の記事の内容についてですが、残念ながらゼロからタイヤを起こすのには使えません。
  ある程度の予備知識を持つ人が、rFactor 2用タイヤモデルの仕様を大まかに把握するには、役立ってくれると思います。

  個々のセクションについて。
  概要については、現時点で判明している内容を、ほぼ100%盛り込んであります。

  各パラメータの解説については、数からいうと全体の80%が終りました。
  解説内容については単純な翻訳分が25%、残りの75%が他のタイヤモデルからの類推や、パラメータ名からの推測となっています。

  業務翻訳であれば、内容が不明確あるいは意図が掴めない部分については、原文の書き手に対して、確認を必ず入れます。原文と翻訳文で、文意が異なってしまうことを避けるためです。

  ただ今回の解説記事は、ISIに質問を投げたところで返事がいつになるのか分らないのと、そもそもそこまでシビアな性格の翻訳ではないので、全体の75%が私の推測というアバウトなものになっています。

  良くも悪くもこれがgMotor系シムの特徴です。

  前々作F1Cや前作rF1でも (今回の記事と同様のスタイルで) ユーザーが作成した解説記事を参考にして、数多くのModが作成されてきました。

  私が今回作成した解説記事は、車両挙動作成の「グル」と呼ばれるBristowやNielsが手掛けた「Bible」には遠く及ばないものです。

  少しでもその領域に近付けるよう、時間をかけて追記や修正を重ねていくつもりでいます。




■2012年1月29日
▼MegaUpload閉鎖騒動の巻添えを喰らったファイルの再アップロード
  先日のMegaUpload閉鎖騒動の巻添えを喰らって、かなりの数のPCレースシム関連ファイルがダウンロード不能になっています。

  MegaUploadで公開していた私の自作ファイルも全滅してしまいました。

  幸いなことにオリジナルのデータは全て手元にあります。現在GameFrontにデータを再アップロードしているところです。

  リンク切れとなったダウンロードリンクは順次更新していきます。




■2012年1月25日
▼rFactor 2の新タイヤモデルについての盛大な勘違い
  以前に書いた記事にも訂正を入れましたが、現在のベータ版rFactor 2に用いられているタイヤモデルについて、完全な思い違いをしていました。

  従来のタイヤ設定ファイル (*.tbc) とは別に、rFactor 2で導入された新タイヤモデル用の設定ファイル (*.tgm) も、現状のベータ版にしっかりと入っています。

  「ISIタイヤ設定用ツールの公開と同時に、rFactor 2本体のバージョンアップも入って、そこからユーザーが新タイヤモデルを弄れるようになる」

  そう考えてのんびり構えていた私ですが、ISIタイヤ設定用ツール ( = TGM Tyre Tool) も変更可能なタイヤモデル (*.tgm) も、2週間前から用意されていたというわけです。

  ベータ版がリリースされてからというもの、開発者のコメントやチュートリアルを読んでも、新FFBや新コースのシステムと、従来のタイヤ設定ファイルがどう繋がるのか理解できずに悩んでいましたが、繋がるわけがありませんでした。


▼gMotorのフルモデルチェンジ
  新タイヤモデルに関しては、まだ註釈とチュートリアルをざっと斜め読みした段階ですが、ISIは本気でシステムを変えてきているという印象を強く受けています。

  F1Cからマイナーバージョンアップを繰り返してきたgMotorですが、今回のrFactor 2はフルモデルチェンジといえる程の進化を果たしています。

  FPSに影響されないFFB制御・コース表面の物理的な凹凸表現・物理的構造の再現を試みるタイヤモデル

  1つ目はともかく、残りの2つは同時に採用しないと効果が上がりません。

  前作rFactor 1を含めた一般的なレースシムや、業務用シミュレータでもリアルタイム処理が必要になる場合、PacejkaのMagic Formulaが利用されています。

  Magic Formulaは計算負荷が低い割には、精度が良い出力結果が得られるのが特長です。
  ただしコース表面の凸部分が、タイヤトレッドの一部分だけに接触しているような状況は苦手としています。

  下の映像は現在作成している記事用にアップしたものです。
  - [rFactor2] New Tyre Physics Model (ISI TGM Tyre Tool)

  赤線で表されているコース表面との接触具合に応じて、タイヤが変形していく様がよく分ります。

  新タイヤモデルを使いこなせれば相当な結果を得られそうです。

  反面、車両挙動設定のハードルが、これまでとは比べ物にならないほど高くなったのも事実。

  Mod職人といえども、リアルな車両挙動に拘りが無いのであれば、サンプルデータが出揃うまでの間、rFactor 1に留まるのも手です。




■2012年1月22日
▼[GT5] Toyota 86 ニュルブルクリンク北コース
  当初の予定より記事のアップが遅れている同モデルですが、少しでも前に進むべくリセッティング記事用の画像をFlickrにアップしました。

  - [GT5] Toyota 86 on Nur その1
  - [GT5] Toyota 86 on Nur その2

  ニュルブルクリンク北コースの変化に富んだレイアウトを考えると、撮影ポイントはいくらでも有るように思えます。

  しかし「大きな荷重を加えられたタイヤが、踏ん張りきれずにズルズルと滑り出すようなシーン」を収めようとすると、思いのほか適切な撮影ポイントが少ないことに気付きます。

    ハチロク 「86」 Motor Magazine Mook モーターマガジン社 トヨタ 86
ハチロク 「86」
    トヨタ86のすべて モーターファン別冊 ニューモデル速報 三栄書房
トヨタ86のすべて




■2012年1月17日
▼ベータ版rFactor 2のドタバタ劇
  1月11日にベータ版が海外で一般公開されてから、明日で1週間になります。

  本ブログ上で記事にこそしませんでしたが、公開直後に終身会員権を購入、rFactor 2の素晴らしいFFBを堪能するのと並行して、ISI公式フォーラムや海外レースシム・コミュニティの動きを追いかけていました。

  この1週間の印象としては、ISIのGjon Camajが抱いていたであろう懸念が的中した、というものです。

  直前の声明でベータ版の位置付けを明言して釘を差したにも関わらず、一般のゲーム感覚で購入してしまい、不満を抱く羽目になったユーザーが少なからず見受けられました。

  その一方で、ISI公式フォーラム内で、TechAde (RealFeel Pluginの作者) を始めとした有名Mod職人の姿をチラホラと見かけることができました。
  いよいよrFactor 2が本格的に動き始めたということです。

  ただベータ版を手にしたユーザーのスキルレベルがピンキリということもあり、ISI公式フォーラムにポストされるレポートや質問の質がバラバラ。

  対応すべきポストの見極めにも数少ないスタッフの工数を割かねばならず、ISIは相当苦労しているようです。

  広報担当のTim Wheatleyが、半ば技術的な質問への回答に引っ張り出される。回答の際に用いられるrFactor 2固有の用語が統一されていない。
  こうした点からも、現在のISIの状況を窺い知ることができます。

  似たような現場で、何人ものメンバーが心や身体を壊した挙句、職場やこの世から消えていく様子を見てきた私としては、労働は健康を害さない程度にと願うばかりです。




■2012年1月15日
▼2003年発売のシムに2013年のF1GPコースModがリリース
  PCレースシムのコミュニティは、ついにリリースされたベータ版rFactor 2の話題で持ちきりです。

  しかしそこは裾野が広いPCレースシム、全ユーザーが一度に同じタイトルに流れることはありません。

  rFactor 2の前々作にあたるF1C (F1 Challenge '99-'02) 用に新作Modがリリースされました。2013年にF1の開催が予定されているニュージャージーを扱ったコースModです。

  2003年発売のシムと2013年のコースModという取り合わせ。

  - 2013 New Jersey Beta 3 by Jalnervion for F1C

  以前 (2011年12月26日) に紹介したGPL用Modと同様「慣れ親しんだ道具として、古いシミュレータを愛用し続ける」Mod職人による作品です。

    Grand Prix Legends GPL PC 輸入版 Papyrus Design Group Sierra Entertainment F1 1967
Grand Prix Legends (GPL)
輸入版 / 対応OS:Win95~XP
    PC F1C F1 Challenge '99 - '02 輸入版 EA Sports ISI DVD
F1 Challenge '99-'02 (F1C)
PC版 販売EA / 開発ISI




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