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■2017年2月5日

▼車両Mod紹介記事のフォーマット

 rFactor 2用車両Mod・Nissan R35 GT-R GT500の紹介記事がひとまず完成しました。

(1) Mod本体の紹介
(2) セッティング集
(3) ドライビングの参考資料

 (1) では、Mod本体についての基本的な解説や史実で用いられたコースModの紹介を行っています。
 (2) と (3) ではプレイヤーがドライバー役に専念できるようエンジニアリングまわりの情報を載せています。

 ちょうど4年前に本コーナーで述べた構想が、Z34 GT4 その1Z34 GT4 その2C6.R GT2といった試行錯誤を経て、ようやく形になったわけです。

 車両Modについては、Assetto Corsaをはじめとした他プラットフォームにおいても、このフォーマットで記事を作成していく予定です。

 ただしドライビングの組み立てに影響が出るデフォルメが入っている作品については、(1) のみとなります。

 これは、現実世界の定石を下手に適用してセッティングを弄り回すよりは、セッティングはデフォルトのまま、作り手の意図した操作に従う方が、その作品本来の魅力を味わえるとの考えによります。



■2015年6月24日

▼F1開催コースModのコースリスト (暫定版) が完成

 サーキット予習シリーズのうちF1開催コースMod (含む非タイトル戦) のコースリスト作成が、ようやく完了しました。

 1950年から2015年現在まで、F1が開催されたコースのうち、rFactor・rFactor 2・GT Legends・Assetto CorsaのいずれかにModが存在するものは、コースリストのみの記事という形で暫定的にアップしてあります。

 タイトル戦については、時代によるレイアウト違いを含めれば、ほぼ全てのコースがModとして存在しています。

 唯一の例外は、1958年モロッコGPの舞台となったAin-Diabです。同コースのModは、今のところ、筆者のリサーチでは存在が確認できていません。

 非タイトル戦については、33コースの存在が確認できていません。

 ただしそのうち2コースについては、少なくともF1C用としては公開されています。
 今後のリサーチの進展次第では、さらに空席が埋まる可能性があります。

 現代F1で知名度が高いコースはまだしも、1950年代の非タイトル戦でのみ用いられたマイナーなコースですら、結構な割合でMod化されていることに驚かされます。

 先のリストは、世界各地のMod職人たちが、長年に渡り、コース作成に注いできた情熱の結晶そのものです。



▼モータースポーツ史への興味に基づくコースMod作り

 そうした性格を持つリストゆえ、眺めていると様々なことに気付かされます。

 一例を挙げると、ドイツのMod職人・f1-edition。

 彼の名前は、ドイツにおける非タイトル戦コースの作者として、先のリストにたびたび登場します。

 彼が取り組んでいるのは、1950年代の旧東ドイツの公道サーキットという、日本では存在を知る人すら少ないマイナーなテーマ。

 F1開催コースという縛りを無くすと、f1-editionの興味の対象がよりはっきりとします。
 - ファイル検索:作者 = f1-edition @ NoGrip

 1950年代から1960年代にかけてドイツに存在した公道サーキットを、彼は数多く手掛けているのです。

 サーキット (あるいはモータースポーツ) の歴史という観点から、コースMod作りに取り組んでいるという点において、日本のBTBerであるSoramame氏と同じタイプの職人といえます。

 こうした気付きも、新たな切り口での紹介記事という形で、今後の記事作成に活かしたいと考えています。



▼通常運行に復帰

 rFactor 2本来の機能を発揮する作りになっているコースModの紹介。それを主目的として、コースリストを一気に作成してきました。

 2015年6月24日現在、F1開催コース以外では若干の積み残しがあるものの、全体としてみれば、当該Modのリストアップはほぼ完了という状態です。

 効率的に作業を進めるために、記事作成のための全持ち時間を、コースリスト作成に投入する生活を、ここ数ヶ月間続けてきました。

 とりあえず最低限の目標は達成できましたので、そろそろ通常運行に戻そうと思います。



■2015年4月4日

▼コースMod紹介記事の運用方針について

 2011年半ばから、リアルのコース紹介とあわせてModの紹介記事を作成してきました。

 完成した記事の例としてはスパ・フランコルシャンホッケンハイムなどが挙げられます。

 それらの完成形を目指すという基本方針は、今後も変わりません。

 ただしrFactor 2用Modが公開されているスポットについては、コースリストだけを先行して作成することにしました。

 これはrFactor 2用コースModの特殊性によるものです。(詳しくは後述)

 rFactor 2本来の機能を発揮する作りになっている。そう確認できたものから順番に記事化しています。

 サーキット予習シリーズの記事で、コースリストのみの記載となっているものには、そうした背景があります。



▼基本部分の確認を要するrFactor 2用コースMod

 rFactor 2を車輌シミュレータとして利用する際、動作負荷が高いソフトをわざわざ走らせるからには、以下の2機能はきちんと作動してほしいところです。
 (1) フラクタルを用いたコース表面の物理的な凹凸の再現
 (2) コース表面に加えられた荷重や降雨といった自然環境により、動的に変化する路面状況

 またグラフィックの美しさを売りにしたソフトでは無いとはいえ、コースのオブジェクトが大量に消失した状態では、没入感が台無しとなってしまいます。
 Build 770 (2014年7月2日リリース) より前に作成されたコースModでは、そうした事態がおきる可能性があります。
 (3) コースのオブジェクトが正常に表示される
 つまりこの項目も確認が必要となります。


 実在レイアウトの再現性やコース脇オブジェクトの作り込み度合い。
 rFactor 1をはじめとした一般のレースシム用コースModではそうした要素に注目があつまります。

 しかしrFactor 2の場合は、もっと基本的な部分の確認が必要になるわけです。



▼一般プレイヤーにはややハードルが高いチェック作業

 実際のチェック作業ですが、前述の (1) と (2) については、当該コースModをrFactor 2のMod開発者モードか外部の3Dグラフィックツールに読み込ませて、メッシュ分割の様子やマテリアル設定等を確認することになります。

 Modをダウンロードして、実プレイより前に、まずデータの中身を確認するのが当たり前となっているMod作成者にとっては、それほど大した作業ではありません。

 ただそうした事柄に馴染みのない一般のプレイヤーにとっては、ややハードルが高く感じられる作業でしょう。



▼実プレイで使えるデータを優先

 筆者自身は、Modを入手すると、とりあえずデータの中身を確認するのが習慣となっています。
 これはrFactor 2のコースModについても同様です。

 記事の書き手としては、リアルのコース紹介も併せて行なうところに面白みを感じています。
 しかしスパ・フランコルシャンやホッケンハイムの紹介記事のような完成状態にもっていくまでには、それなりの工数を要します。

 いつになるのか分からない紹介記事の完成を待つより、チェック済みのコースModを含んだリストをとりあえず公開してしまった方が、より多くの人にとってプラスになるであろうと判断しました。



▼未完成の記事ゆえ過去記事の修正と同じ扱いに

 ただしサーキット予習シリーズの記事としては、未完成の状態にあることには変わりません。
 しかもコースリストに含まれるModは、rFactor 2用に限らず、リリースからそれなりに月日が経ったものがほとんどです。

 そういったコースリストのみの未完成記事には、新規性はありませんし、記事の内容を必要とする人の数もそれなりに限られることでしょう。

 ですので、リリース直後のModが含まれる場合を除き、コースリストのみのサーキット予習シリーズの記事は、新規のポストであっても、ブログのトップには来ないようにしています。またTwitterでの告知も行なっていません。

 これは過去の記事に対する新規性のない修正と同じ扱いです。



■2014年12月31日

▼私事

 月日が経つのは早いもので、2014年もあと1時間足らずで終わりとなります。

 2014年は私にとって大きな変化の年となりました。
 老親が2013年末に病で倒れ、その面倒をみることになったのです。

 当初はどうなることかと思いましたが、おかげさまで新たな生活を何とか軌道にのせることができ、無事に2015年を迎えられそうです。


▼大晦日での記事メンテ状況

 前述の状況ゆえ、2014年は例年以上に、記事に反映できていない積み残しアイテムが増えてしまいました。

 とりあえず実プレイで使えるデータを優先しようということで、サーキット予習シリーズのコースリストのメンテに着手、何とか年内に作業の大半を終えることができました。

▼サーキット予習のコースリスト全般を眺めて

 コースリストの大半が、rFactor 1用コースModで占められているのは、従来通りです。
 これまでに作成されたModの数や長年に渡って蓄積されてきたノウハウを考慮すると、こうした傾向はこれからも続くものと思われます。

 その一方でrFactor 2やAssetto Corsaといった新プラットフォームにも、まともにプレイできるコースModが増えてきています。


▼リストのメンテ作業からみる2014年のrFactor 2

 特にrFactor 2については、2014年の伸張振りに目を見張るものがあります。

 ベータ版リリースされた2012年から翌2013年にかけて、まともにプレイできないrFactor 1からの移植Modが数多く出回っていました。

 rFactor 2では、設定された路面粗さに応じて、コース表面の物理的な凹凸を、フラクタルを用いて、自動生成する機能があります。
 rFactor 1から路面メッシュを持ってきただけでは、その機能は上手く働きません。

 rFactor 2の新機能に合わせた路面メッシュの切り方や、RealRoadの実装といったノウハウが一般に広まり、リリースされたModのうちrFactor 2本来の動作が望めるModの割合が大幅に高くなったのが、2014年といえるでしょう。

 ただし車輌Modについては、自動車工学と車輌運動力学について十分な知識を持つトップクラスのModderが、ISIの協力を得た上で、ようやく (シミュレーターの名に値する) Modを作り出している状況です。

 車輌シミュレータとしてrFactor 2を捉えるのであれば、これが本来あるべき状況ともいえます。

 しかし (グラフィックやサウンドといった) 車輌のキャラクター性を楽しむためにrFactor 2をプレイしようとすると、車輌Modの少なさが大きな壁となって立ち塞がります。

 今後も車輌Modについてはそうした状況が続くであろうこと、またrFactor 1でそうした需要が満たされていたことを考えると、rFactor 2用コースModの数の増え方は、かつてのrFactor 1並というわけにはいかないでしょう。

 マイナーなコースに関しては、これからもrFactor 1頼みとなりそうです。


▼リストのメンテ作業からみる2014年のAssetto Corsa

 Assetto CorsaはrFactor 2とは対照的です。

 グラフィック描画用とは別に、コース表面の物理的形状を表すマップを持つAssetto Corsaですが、rFactor 1からのベタ移植であっても、とりあえずはプレイできる仕上がりになるようです。

 路面メッシュを一から切り直す必要があるrFactor 2への移植と比べると、Assetto Corsaへの移植性の高さは段違いといえます。

 グラフィックの美しさも手伝って、移植コースModの数の増え方は (車輌Modともども) 2014年で一番のプラットフォームでした。

 来年以降もこの勢いは続くことでしょう。

 rFactor 1からのコースMod移植に関して、敢えて難点を探すとすれば、物理的形状を表すマップを、ユーザーが全て自作しなければならない点です。

 Kunos純正コース並みの精度と密度を持つマップを、rFactor 1のコースModデータをベースにして、どのように生成するか。

 この課題について (現時点では) 話題にはなっていません。

 しかしAssetto Corsa用Modの成熟が進み、数値面でのリアルさにこだわった作品が出てくる頃になると、この問題が表面化するでしょう。
 (rFactor 1でも路面からの入力の単調さが問題とされました。)


▼2015年を迎えるにあたって

 公私ともに自動車漬けの人生を送ってきた私にとって、わずか15分の空き時間でも楽しめる車輌シミュレータは、心のオアシスとでもいうべき存在です。

 そんな私の嗜好を全面に押し出した当ブログゆえ、とうてい一般受けする内容には成り得ませんが、2015年もこれまで通りの方向で、地道に更新を続けていくつもりです。



■2014年6月1日
▼Daralla DW12のベースセットアップ配布

 Daralla DW12 (ロードコース仕様) の車両挙動設定ファイルの内容を確認したところ、競技用車両とは思えないほど安定方向に振られたサスペンションになっていました。

 前軸側のロール剛性配分の数値がきっちり55.0%となっていることから、ISIが意図してこの設定にしているのは間違いないでしょう。

 その一方でタイヤと空力の設定は車両シミュレータとして納得がいくものです。

 ISI公式フォーラムで繰り広げられている論争やISIの意図など、本Modに関して記事で取り上げたい事柄はいくつもありますが、本日はせっかくの休日。
 実プレイを楽しんで頂けるよう、ニュートラル方向に振ったベースセットアップ (ロード仕様) のsvmファイルを配布いたします。
 Neutral Setup for Dallara DW12

 デフォルト状態や追加配布された公式svmではアンダーが強すぎて走りを楽しめないという方は、ぜひこのsvmファイルを試してみて下さい。

 例によって計算から割り出したセットアップが元になっていますが、テストプレイでリアを振り出せる程度のコントロール性があることは確認しています。


■2014年5月28日
▼rFactor 2用Mod・Daralla DW12のデータ取り

 5月22日と24日に、それぞれISI純正Mod・Formula Renault 3.5 2014とDaralla DW12がリリースされました。

 残念なことに、どちらのModも車両挙動ファイルが暗号化されています。

 しかしBuild 660からはテレメトリのデータからタイヤのスリックカーブを描けるようになっています。

 現在Daralla DW12の車両特性を確認すべく、実走行でのデータ取りをしているところです。

 こちらが本日の実験走行から生成したスリップカーブ。

 実験に用いたコースのμ設定はやや低め。その影響をうけてスリップカーブのμも低めに出ています。

 しかしそれでも対静止時で4倍もの荷重がかかっても、軽く1.0を超えるμを保っているのは、さすがトップフォーミュラーのタイヤと言えます。



■2014年5月4日
▼連絡用メールアドレスの変更

 gooメール (無料版) のサービス終了に伴い、本ブログの連絡先メールアドレスが変更になりました。

 (旧) virtual_motorsports_mucho
@mail.goo.ne.jp
 (新) virtual_motorsports_mucho
@yahoo.com
 (@マークより前は以前と変わりませんが、それより後が米国ヤフーとなっています)

 皆さまから頂戴したメールはブログ運営の参考とさせて頂きます。
 なおModのインストール方法といった個別のご質問には直接お返事できないこともあります。何卒ご了承下さいませ。


▼更新告知用のtwitterアカウント

 ブログ上でお知らせするのは初めてとなりますが、当ブログには更新告知用のtwitterアカウントがあります。

 https://twitter.com/VirtualMS_JPN

 なおリンク切れや誤記の修正といった新規性の低い更新については、上記アカウントでの更新告知は行っていません。
 タイムライン上のノイズを少しでも減らすための処置です。



・当スペースの過去コメントはこちら


・[連絡先]:
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[rFactor2][ISI純正Mod] 1960s Matra & Tecno F1-F3の紹介 (更新:セッティング集へのリンク) 



■はじめに
[火中の栗を敢えて拾う]
  ベータ版rFactor 2が一般公開されてから1週間、Mod職人はもちろん、新アイテムが好きな人たちの間にもrFactor 2が広まりつつあるようだ。

  Gjon Camajがベータ版公開直前に出した声明にもある通り、現状のベータ版は一般的ゲームとして他人に薦められる仕上がりにはなっていない。

  とはいえ、完成度の低さは百も承知で、敢えて初期のベータ版に手を出した人もいるだろう。
  コンピュータやソフトウェアそのものが興味の対象となっていると、開発初期の混乱に巻き込まれるのも (それが責任を伴う業務にならない限りは) それなりに楽しめてしまうものだ。


[葉巻型フォーミュラーカーMod]
  今回はそうした人たち向けに、rFactor 2の開発元であるISI自ら作成した1960s World Class Racing v1.0を紹介してみよう。

  GPL (Grand Prix Legends) のプレイ経験があるベテランはともかく、現代のツーリングカーやフォーミュラーカーに惹かれてrFactor 2へやってきた人にとっては、1960s World Class Racingに収録されている葉巻型フォーミュラーは、やや取っ付きが悪いかもしれない。

  そこで1960s World Class Racing Modが少しでも身近に感じられるよう、解説を入れてみた。
  葉巻型フォーミュラーということで本Modを敬遠している人がいたら、試しにプレイしてみて欲しい。
(2012年1月29日)


■更新履歴
[2013年5月11日]
  v1.4xのダウンロードリンクを追加。
[2014年6月28日]
  Matra MS11を扱ったAdd-onに関する情報を現在の開発状況に追加。
[2014年8月2日]
・Matra MS11 Add-onがリリースされた。同Add-onに関する情報を現在の開発状況に追加。
・ダウンロード用リンクを更新。
[2015年2月26日]
  本記事内のBrabham BT20に関する記載を削除し、同記載を単独の記事として独立させた。
[2015年3月7日]
  本記事内のMatra MS11 Add-onに関する記載を削除し、同記載を単独の記事として独立させた。
[2016年4月26日]
・記事の名称を (旧) 1960s World Class Racingから (新) 1960s Matra & Tecno F1-F3へと変更した。
史実におけるF1世界選手権の開催コースを追加した。
[2016年4月29日]
  セッティング集へのリンクを追加した。






■現在の開発状況
[2012年1月10日]
  ベータ版rFactor 2の一般公開に併せて、1960s World Class Racing v1.0がリリースされた。
  Eve (Matra) およびSpark (Tecno) のF1・F2・F3マシンと、1960年代のスパおよびモナコがひとつのModにパッケージされている。

[2012年6月14日]
  1960s World Class Racing v1.1がリリースされた。
  新たなコンテンツとしてBrabham-Repco BT20 1966が追加されている。
  Brabham-Repco BT20 1966についてはこちらの記事を参照のこと。


[2013年4月22日]
  従来の1960s World Class Racingというパッケージは廃止された。
  その替わりに収録されていたコンテンツ群が、それぞれ単独のComponentとしてリリースされている。

  本記事で扱っているEve (Matra) およびSpark (Tecno) のF1・F2・F3マシンについては、Eve 1960’s Historics 1.49・Spark 1960’s Historics v1.49として公開された。

  また今回のリリースにあわせて、内燃機関の新モデルの導入・タイヤ設定に新たなパラメータを追加する等、rFactor 2本体のアップデートに対応するための変更が加えられている。
  これらの変更によりテクノロジー・ステップが上がり、1.4xのバージョン名が与えられることとなった。
  変更点の詳細についてはこちらを参照のこと。




■変更点
[v1.49]
<車輌挙動>
・内燃機関の振る舞いを再現するモデルについて。rFactor 2本体のアップデートに伴い、新たなモデルを導入した。
・タイヤ磨耗に関するパラメータ (摩擦による摩耗・コンパウンドの劣化) を新たに追加した。
・タイヤの加熱および冷却に関するパラメータに微調整を加えた。
・サスペンションまわりの設定に微調整を加えた。
<グラフィック>
・グラフィックまわりの不具合を解消した。
・テクスチャーおよびマテリアルの設定に修正を加えた。
・ミラーが正常に機能するよう修正を加えた。
・カメラおよびミラーの位置設定に調整を加えた。
<その他>
・AI車に関連するパラメータにさまざまな調整を行なった。
・その他、細々とした設定変更を行なった。




■1968年シーズンのF1世界選手権参戦マシン
  本Modには、1968年シーズンのF1世界選手権に参戦したMatra MS10が収録されている。当時のF1マシンがどのような代物であったのか、簡単に説明してみよう。

[無きに等しい車両規則]
  現代のF1マシンは非常に高度な技術を用いて開発されている一方で、車両規定も非常に厳しい。車両の前後重量配分ですら、コンストラクターが自由に決めることができない程だ。

  それとは対照的に1968年当時のF1マシンは、現在の目で見ると技術的には未成熟な部分もあるものの、車両規定は無いも同然だった。
  車両最低重量 (500kg) とエンジンの最大排気量 (NA = 3L / 過給機付 = 1.5L) こそ定められているが、それ以外はコンストラクターの判断で自由に車両を開発することができる。

  車体寸法や燃料タンクの容量はもちろん、タイヤサイズ (幅・径) にも制限はなく、ロールバーや消火器といった安全装備の規定すら無い。


[40年以上前の怪物マシン]
  40年以上前とはいえ、これだけの条件が揃えば、怪物マシンに仕上がってしまう。
  500kgの車体に400馬力超のエンジンを搭載し、それを支えるタイヤは、現代の公道用スポーツタイヤにも劣るプアな代物。さらにはダウンフォースの助けも期待できない。


[走る棺桶での強制ドリフト]
  当時の実写映像には、F1マシンが大きなスライドアングルを維持しつつ、コーナーをクリアしていく姿が登場する。
  ダート路面を走るラリー車を思い起こさせる走り方だが、先に挙げたようなマシンで速く走ろうとすると、そうした走り方にならざるを得ない。

  クラッシュすれば簡単に炎上する代物なのに、速く走るためには、200km/hを軽く超える速度域でのドリフトを強いられる
  1968年当時のF1マシンとはそうした乗り物だった。

    レーシングカーその設計の秘訣 レン・テリー アラン・ベイカー 翻訳 武田秀夫 二玄社 F1 F2 F3 F5000
レーシングカーその設計の秘訣
60年代F1の設計者による著書
        グラン・プリ [BD版]
グラン・プリ [BD版]
1966年F1を扱った映画
オンボード映像で有名




■Eve Historicsに登場するマシン = Matra (マトラ)
[データの中身はMatra]
  マシン選択画面を選ぶと、EVE Sportとの名称が登場する。残念ながら、これらは架空のチームだ。

  とはいっても、架空なのは名前だけで、実質的にはMatra (マトラ) が1960年代中盤から後半にかけて開発したフォーミュラーカーが収録されている。
  (Reiza Studiosの名作Formula Armaroliと同じ構図。)

  ただISIからはそうした説明は入っていない。


[Matraと判断した理由]
  Matraと判断したのは次の理由による。

  (1) 本Modの車両挙動設定ファイルを確認すると、F1マシンにはMS10、F2マシンにはMS7、F3マシンにはMS5、とのファイル名があてがわれている。
  これらは、Matraが1965年から1968年にかけて開発したマシンの型番と合致する。
  (2) 各マシンに搭載しているエンジンについても、エンジン型式と年式が一致。
  (3) そして何より決定的なのが、EVE Sport F3用のサスペンション設定ファイル (MS5_SUSP.PM) の註釈に Matra F3 suspension との文字列が登場する点だ。

  ここまで来ると疑いようもない。


[架空名称はむしろ歓迎]
  架空の名前で収録となった理由は不明。

  ただ現実の名称を使うために多額のライセンス料を支払った結果 (ソフトの開発費を回収するために) 万人向けの内容になることを強いられるレースゲームが数多くあることを考えると、架空名称は歓迎したい。

  データを自由に書き換えられるrFactorでは、マシンやチームの名称なぞ、ユーザー側で好きなように変更できるからだ。




■収録車種 (*1) & スペック
[Eve]
Matra MS10  (F1 / 1968年)
  - シャシ (*2) :(1) 610kg / (2) 612kg / (3) 606kg
  - エンジン:Ford Cosworth DFV 3.0L V8 DOHC
                  420HP @ 9100 RPM / 364NM @ 7250RPM

Matra MS7  (F2 / 1969年)
  - シャシ:525kg
  - エンジン:Ford Cosworth FVA 1.6L L4
                  225HP @ 9000RPM / 183NM @ 8000RPM

Matra MS5  (F3 / 1965年)
  - シャシ:474kg
  - エンジン:Cosworth MAE 1.0L L4
                  115HP @ 9250RPM / 99NM @ 8250RPM

[Spark]
Spark F1 (架空)  (F1 / 1968年)
  - シャシ:605kg
  - エンジン:Ford Cosworth DFV 3.0L V8 DOHC
                  420HP @ 9100 RPM / 364NM @ 7250RPM

Tecno F2  (F2 / 1969年)
  - シャシ (*2) :(2) 525kg / (3) 530kg
  - エンジン:Ford Cosworth FVA 1.6L L4
                  225HP @ 9000RPM / 183NM @ 8000RPM

Tecno F3  (F3 / 1965年)
  - シャシ:475kg
  - エンジン:Cosworth MAE 1.0L L4
                  115HP @ 9250RPM / 99NM @ 8250RPM

(*1) rF2内では、EVE Sport・Sparkという架空の名称で登場する。
(*2) カッコ内の数字は、後述する車両挙動設定のパターンに対応している。重量はドライバーや各種液体を含む値。ただし燃料だけは含まない。




■収録個体と車両挙動設定の対応関係
[F1]
  収録されている個体6台に対して、車両挙動設定は4パターンが用意されている。
  各個体と車両挙動設定の対応は次の通り。
(1) EVE Sport F1 (7号車)
(2) EVE Sport F1B (15号車)
(3) EVE Sport F1C (8号車)
(4) Spark F1 (5・6・32号車)

[F2]
  収録6台に対して、車両挙動設定は3パターンが用意されている。
(1) EVE Sports F2 (3・21・22号車)
(2) Spark F2 (23・48号車)
(3) Spark F2B (22号車)

[F3]
  収録6台に対して、車両挙動設定は2パターンが用意されている。
  F1やF2とは異なり、同じコンストラクターに属する個体であれば、車両挙動も同じ設定になっている。
(1) EVE Sport F3 (20・64・88号車)
(2) Spark F3 (71・72・73号車)




■史実におけるF1世界選手権の開催コース
[1968]
  Rd     サーキット     イベント  
01   Kyalami     南アフリカGP  
02   Jarama     スペインGP  
03   Monaco     モナコGP  
04   Spa-Francorchamps     ベルギーGP  
05   Zandvoort     オランダGP  
06   Rouen-Les-Essarts     フランスGP  
07   Brands Hatch     イギリスGP  
08   Nordschleife     ドイツGP  
09   Monza     イタリアGP  
10   Mont-Tremblant     カナダGP  
11   Watkins Glen     アメリカGP  
12   Mexico City     メキシコGP  
NC   Brands Hatch     レース・オブ・チャンピオンズ  
NC   Silverstone     BRDC国際Trophy  
NC   Oulton Park     国際ゴールドCup  
NC = Non Championshipレース。F1世界選手権には含まれないイベント。
・アルファベットで記載されているサーキット名称の読みが分からない場合。リンク付きのサーキットについては、マウスカーソールを持っていくと、カタカナ読みが表示される。




■セッティング集
Matra MS10 (Eve F1)



■ダウンロード
[v1.0 & 1.1]
1960s World Class Racing v1.0 Full @ Torernt
1960s World Class Racing v1.0 Full @ ISI
1960s World Class Racing v1.1 Update @ Torernt
1960s World Class Racing v1.1 Update @ MediaFire
[v1.4x]
Eve (Matra) Historics 1968 v1.49 by ISI @ MediaFire
      - オリジナルSkin作成用PSDファイル
Spark (Tecno) Historics 1968 v1.49 by ISI @ MediaFire
      - オリジナルSkin作成用PSDファイル




▼関連キーワード
      [F1] 1966-1976年 : 3.0L NA / エアロ黎明期
      その他オープンホイール
      F1開催コースMod
      rFactor 2



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      1968年シーズンのF1世界選手権参戦マシン
    [1967]
      [rFactor] F1 67 Classic Reloadedの紹介
      [rFactor] F1-1967 Mod (v2.x & v3.x) の紹介
    [1966]
      [rFactor2] Brabham BT20の紹介
      [rFactor] F1 1966の紹介


その他オープンホイール
    [2010年代]
      [rFactor2][ISI純正Mod] Formula 2 2012の紹介
      [rFactor2][ISI純正Mod] Formula Renault 3.5 (2010) の紹介
      [rFactor2][ISI純正Mod] Skip Barber Formula 2000の紹介
    [2000年代]
      [rFactor2] ISI製Formula 2 Modの挙動設定ファイルにプロテクト
      [rFactor2] CTDPがIFM 2009の開発を再スタート
      ISI、Superleague Formula 2009 THE GAMEをリリース
      Superleague Formula THE GAMEのデータ解読が可能に
    [1970年代]
      [rFactor] Alpine A364 v1.0cの紹介 (F3-1970's)
    [1960年代]
      Matra MS7 (F2-1969) - [rF2] 1960s World Class Racing
      Tecno F2 (F2-1969) - [rF2] 1960s World Class Racing
      Matra MS5 (F3-1965) - [rF2] 1960s World Class Racing
      Tecno F3 (F3-1965) - [rF2] 1960s World Class Racing
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